Contract love ～偽装恋愛～ 22 (ページ49)

今日:61 hit、昨日:6 hit、合計:124,289 hit

ずるい女ページ49

紫耀「んっ？ごめん、よく分かんない。どう言う事？」

A「二股なんて、最低な事をしてでも、紫耀に会いたいのは、紫耀の事が好きだから。愛してるの。私の人生の中で、紫耀は、1番愛してるって思った人よ。それは今までもこれからもずっと、きっと変わらないわ。紫耀と別れて、彼と出会って、付き合ってるけど、紫耀への想いを超えることは無かった。きっとこれから先もそうだと思う。」

紫耀「それは…俺の事の方が好きで愛してるって事？」

A「うん…ごめんなさい、本当にずるいよね。こんなふうに言うなんて、本当に酷い女よね。でも、嘘はつきたくないから…」

紫耀「ううん、そんなこと思ってないから。そんな風に言わないで？じゃあさ、俺は1番目になれる？俺を選んでくれる？」

A「紫耀…。でも、私は、紫耀と向き合うのは出来ないわ…。また付き合うのは、怖いの…。」

紫耀「なんで？」

A「あの頃、私達は、好きになり過ぎて、お互いに苦しかったでしょ？だから、ダメになった。また付き合ったとしても、また同じよ…。それに…」

紫耀「2年前はそうだったかもしれないけど、もう同じ事は繰り返さないようにするから。こんなに好きなんだよ。Aも俺の事好きなら、俺を選んでよ…。あの人と別れて、俺の彼女になってよ。」

A「でも、私は凛の事…」
紫耀「言わないで‼︎聞きたくない‼︎」

2人ともと別れるべきなんだって事は、
とっくに分かってるの。
きっと今日帰ったら、
凛と別れるだろうって。
でも、だからと言って、
紫耀と付き合う事は、
やっぱり出来ない。
2番目。
そう思ってくれている紫耀としか会えない。
また付き合うとなると、
結婚という言葉に、
私も紫耀も翻弄されてしまうから。

A「紫耀、ごめんね…。こんな風に苦しめるだけなら、紫耀とはもう…」

紫耀「だから、会わないとか、それだけは無理なんだってば。分かってよ…」

A「ねぇ、このままじゃダメなの？」

紫耀「このままって、俺が2番目って事？」

A「うん…」

その関係でしか紫耀とは会えないの。

紫耀「…はぁ。分かった。ごめん、2番目なのに、欲張った…。今まで通りならまた会えるよね？」

A「うん。」

紫耀「でも、死ぬほど好きなんだって事は分かってて？」

A「うん。私も好き。」

紫耀「マジでずるい女。」

A「なら会わない？笑」

紫耀「もー！だからそれは無理！」

ごめんね、紫耀。