Contract love ～偽装恋愛～ 22 (ページ48)

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ちゃんというページ48

A「紫耀…私は………」

私は…その後になんて言うべき？
自分の気持ちに正直になる勇気はあるの？
でもそんな事して、凛の事はどうするの？
言葉に詰まっていると、

紫耀「じゃあ、Aの考えや思ってる事を聞かせて欲しい。嘘とか、誤魔化したりとか無しで答えて？…俺の事は好きでいてくれてるんだよね…？」

A「うん。好き…」

紫耀「愛してるって、さっき言ってくれたけど…本当？」

A「本当に、愛してる。ごめん…私がこんな事言うから…」

だから紫耀を苦しめてるんだよね…
ごめんなさい…

紫耀「ううん。嬉しいんだから、謝らないで？…でも、俺よりも、あの人の事を愛してるんだよね？…そうだよね…だから俺は2番目なんだから…」

そう思ってるんだよね…

A「それは…」

言葉に詰まる私に、

紫耀「言って？大丈夫だから。俺のことは気にしないでいいから。ちゃんと聞きたい。ちゃんと目を覚まさせて？じゃないと、俺、馬鹿だから、勘違いしちゃうの。」

切ない顔して、
そんな事を言う紫耀。

違うの…

紫耀「2番目だって決まってるのに、何言ってるんだって話だよな…笑」

笑う顔が切ないよ…
分かった。
ちゃんと言う。
もう戻れないかもしれないけれど、
後悔はしたくないから。

A「紫耀聞いて？違うの。」

紫耀「違うって？」

A「私、今から、凄くずるい事言うよ。でも、今の私の心を全て話す。聞いてくれる？」

紫耀「うん…」

A「紫耀への愛してるって気持ちと、彼への気持ちは違うのよ…。だから、私は紫耀とこうして会ってる。」