やきもち妬き ページ20
斉藤「そろそろ戻らないとね?」
A「そうですね。」
廊下を歩きながら、
斉藤「あっ!神宮寺と岸のスケジュール調整で抜けたって事にしとこうね?」
小声でそう言ってくれた。
A「分かりました。ありがとうございます。」
斉藤「じゃあ、明日のジムへの送迎はお願いねー。それでチャラでいいよ。」
A「フフ。今週は毎日お任せを。」
斉藤「おっ!いいの?ラッキー!」
そんな話をしながら、
スタジオへ戻った。
ちょうどKing & Princeの出番だった。
ステージ上の紫耀は、
相変わらずキラキラしていた。
今でも仕事中の紫耀は別人に思う。
けれど、それでいい。
その方がいい。
楽屋へ先に戻り、
片付けをしていると、
みんなが帰って来た。
高橋「お疲れー。イェーイ!今日はもう終わりー!」
A「お疲れ様。笑」
高橋「お疲れ様。いつもありがとうAちゃん。」
永瀬「海人1人でこんな散らかしてるんやからな?いっつもAちゃんに片付けてもらってるんやからな?」
高橋「分かってるって!自覚はちゃんとあるの!だから、ありがとうって言えたんじゃん!」
同じ歳のこの2人の会話は、
まるで兄弟のよう。
いつもこんな会話を聞きながら、
微笑ましくなっている。
永瀬「自覚しとんなら、散らかすなよって話やん。さっ!ほな帰るわー。お疲れー。」
今日も一番乗りで帰って行った永瀬君。
彼女でも出来たのかな?
いや、違うか。
ゲームだな。笑
着替えを終えた紫耀がやって来て、
紫耀「お前さー。自分で片付けろっていつも言ってるだろ?」
海人君にそう言っている。
高橋「分かってるよ。着替えたらしようって思ってたの。」
神宮寺「そう言っているうちに、いつもAさんの片付けが先に終わっちゃってるじゃん。」
紫耀「そうそう。良くないぞそういうの。もう大人なんだからな。」
高橋「分かったよ!片付けるから。もー、やろうって思ってたのにな…」
そう言って隣に来た海人君。
でも、
A「なんかごめんなさい…終わっちゃった。」
高橋「こっちこそごめんねいつも。今度からはちゃんとするから。」
A「フフフ。うん。」
高橋「フフ。アハハ。」
別にいいのに。
お兄さん達に色々言われて、
少し拗ねた感じが、
また可愛いな。
そう思っていたら、
何故か高橋君と笑い合っていた。
紫耀「はぁ…帰りたい。一刻も早く帰りたい!」
そんな声が後ろから聞こえて来た。笑
とことんやきもち妬きだな。笑
636人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「平野紫耀」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ひろみ | 作成日時:2020年2月2日 10時