紫耀side 楽しい夜 ページ16
みんなが揃うっていうサプライズに泣き出す海人。
まぁ、予想通りだけど。笑
本日2回目の
バースデーケーキのロウソクを吹き消し、
ご機嫌な海人に少し安心した。
さっき、何か言いたそうだったし、
今度、話し聞いてみようかな。
そんな事を思いながら、
盛り上がるみんなを一歩引いて眺めていたら、
神宮寺「撮影順調?」
ジンが話しかけて来た。
紫耀「あっ、うん。」
神宮寺「何だよー。笑」
紫耀「いや。笑」
ジンとこんなふうに話すの久しぶりで、
嬉しいし、何だか少し気まずい。
神宮寺「あのさ、舞台さ俺と岸君と2人で決まったじゃん?あとちょっとで稽古始まるんだよ。でも、どうしたものかと最近ちょっとだけ考えててさ。楽しみなんだけど、不安というか、心細いっていうか。何なんだろうね、この感覚って。」
俺にこんな話しをしてきてくれた事が嬉しかった。
昔に戻ったようで。
紫耀「うーん…、上手く言えないけど、俺は絶対にいい舞台になるって思うけど?だってさ、俺らのグループの中で、1番のしっかり者のジンと、1番真面目な岸君なんだよ?だから、絶対大丈夫だよ。」
上手く言えないけど、
思ったまま伝えた。
神宮寺「そっか…、うん、ありがとう。何か、モヤモヤしてたの消えたよ。笑」
紫耀「ううん。頑張れよ?」
神宮寺「あっ、あともうひとつ。」
紫耀「ん?何?」
神宮寺「舞台稽古から、公演中もずっと、Aさんと一緒だから。岸君のマネージャーさんなんだから、そうなるよね?過ごす時間が長ければ、何が起こるか分かんないのが、男と女だし、油断するなよ?笑」
悪そうな顔で、
冗談っぽく、
ふざけた事を言って、
みんなの輪の中に入って行った。
紫耀「ちょっ、ちょっと!」
慌ててジンを追ってみんなの輪の中に入った。
永瀬「何だよ。どないしたん?笑」
紫耀「いや、違う。ジンに…、ジンが…」
ジンと話したくて、
側に行こうとすると、
逃げ回るから、
追い回していた。
すると、
高橋「もー!俺の誕生日なんだぞー!」
この末っ子が拗ね出した。
神宮寺「おめでとう!!ほら、紫耀も。」
紫耀「おめで…とう?」
神宮寺、永瀬、高橋「何で疑問形なんだよ!笑」
岸「だ、だぞ?なんだぞ?なんだよ!」
岸君以外に一斉にツッコミを受けたり、
慌てて合わせにかかって失敗した岸君に、
またみんなで爆笑して、
楽しい夜は更けていった。
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作者名:ひろみ | 作成日時:2019年11月24日 0時