お願いだからこれ以上病まないでくれ…【名探偵コナン】ヤンデレギャグ

番外編 あむぬい ページ8

唐突だが聞いてくれ。




「ぬ？ぬい！」






なんかいるんですが。





――――

(回想)


ジリリリリ………




ポチッ


「ん〜〜〜目覚ましうるせぇ………あと5分…………」


「ぬっぬっ」ペちペち


「痛ってぇ……なんか痛ってぇ……目覚ましにそんな機能あったかなァ……」


「ぬい！ぬいぬい！！」


「ぬーぬー聞こえる……そんな音使ってたっけ……」


「ぬ「うるっっっせぇななんだ………よ！？！？！？！？」ぬーー！！！」


「ギャー！！！なんかぬいぐるみが喋ったァァァァァァ？！？！？！」


「ぬー！！！」



―――――

…とのことである。


「ぬい〜♡」

いやどういう事だよ、と思った方の為に説明しよう、彼？はぬいぐるみだ。買った覚えが無い。特徴としては……何故かは知らないが安室さんに似ている。それも怖いくらいに。

そこで思い浮かんだのが安室さんが関係しているのではないかということ。

あの人なんか謎だし、喋れるぬいぐるみくらい作れそう(偏見)

先程寝起きの私の怒鳴り声や驚いた時の叫び声で泣かせてしまった安室さん似のぬいぐるみ、略してあむぬい(笑)はというと、頭を軽く撫でてやったら秒で泣き止んだ。何なんだコイツ。

しかもなんか懐かれた。語尾にハートマークがついてる気がするし。まじで安室さんみたいだなお前。

そう思ったが口にはせずにただ体をふにふにしてやった。そしたら顔を赤らめて「ぬい♡」って言ってたからやめた。

「にしても本当、非日常な事ばかり起きるなぁ…恐怖恐怖。」

「ぬ？ぬ〜♡」

「おいおい、肩は危ないから乗るなって、こら！ほっぺたスリスリはくすぐったいからしないでって、ちょ！………やばい、可愛いかも」

「ぬ〜〜！」


ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ


「…ん？なんだ誰だ？」

あむぬいと戯れていた私。自宅のベルが鳴らされて一瞬にして恐怖が走る。

私の住所を知っている人物……宅配ではないだろう。友人か？ご近所さんか？どうしようか、まぁ居留守使うか。下手に関わってうっかりボロって言うかなんというか…失敗したらやだし。


と思った私は再びあむぬいを撫でる。がしかし。



ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ





うるせ〜〜〜！！！てか怖い怖い怖い怖い！！！

あむぬいも怖いのか、私の服の中に隠れてしまった。……おいそこ胸元。
とりあえず、一応誰だか確認しておくか。

音を立てずにと足を忍ばせ廊下に出たその時、




ｶﾞﾁｬ

「！？！？」


扉が開けられた。

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