お願いだからこれ以上病まないでくれ…【名探偵コナン】ヤンデレギャグ

番外編 あむぬいとあかぬい ページ14

ｶﾞﾁｬｯ

「こんにちはAさ」

「さよなら」ﾊﾞﾀﾝｯ

「おっと、」


閉めようと思った扉は目の前にいる男、安室透の足によって防がれた。うわ足痛そ〜。

そう、扉の隙間に彼の足が挟まっている状態である。

それでも力づくで閉めようと試みるが、そんなのはこの男(ゴリラ)には通じない。

簡単に突破されてしまった。





―――――――



「さてAさん、説明していただきたいことがいくつかあります。」

「こちらこそツッコミたいところいくつかありますよ。」

「まず先に、僕とお付き合いを」

「いや聞いてる？？つかそれ説明うんぬんかんぬん関係なくね？？もはや質問ですらない。」

…だめだ、この男といるとIQがやばい。てかぬい達をベットの上にほっぽり出しちゃったけど大丈夫かな、喧嘩してないかな。

「Aさんてば本当に照れ屋さんですね…。先程は僕に対してあれほど愛の言葉を呟いていたと言うのに……恥ずかしがらなくってもいいんですよ♡」

「いやちょっとまて本当にツッコミが追いつかない」

「貴女は本当にずるい人だ…」

「じゃあ安室さ…いや透さんは怖い人ですね。」


だめだ、全然会話が成立しねえ…強いて言うなら最後のやつくらいだよ会話成立してんのは。

何をどう勘違いしているのかが分からない安室さんは、未だに恍惚の表情でこちらを見つめている。頬に手を当てながら。

「で？聞きたいことって何？ですか？」

そんな状態である彼に早く帰って欲しくて話を本題に戻そうとした私だが、その事をすぐに悔やむことになる。

「はっ！……Aさん、貴女は………僕という存在がありながら浮気だなんて……！！！！！！どう説明してくれるんですか？！何処の誰だ？！今すぐにでもぶっﾋﾟｰしてやるッ！！！」

「…ひぇっ」

先程の表情とうって変わって顔に筋を浮かべながらガチで人を殺しそうな表情に病変した安室さん。はっきりいって恐怖しかない。

「Aさん…今すぐにでも僕の家に連れて行って鎖で繋いで僕だけしか見れなくしてそれから」

「あーもう！こっち！来てください！！」ｸﾞｲｯ

「ひゃっ！な、Aさん…！Aさんの綺麗で柔らかな手が僕の腕に…♡」

「(救いようがねぇ…)」

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