その６ ページ29
鏡に映るのは侍の様にポニーテールになり、男用のブカブカの着流しを着こなす凛々しい姿の菫だった。
これがファッションとメイクで有名な男の実力か、と菫は少し感激する。
「まあそういう事でしたらお任せを。元からそういった事件も専門としておりますので、きっとすぐに貴方の従業員達を取り返してみせますよ。」
そう言い、ビシッと敬礼して笑う菫。するとオロは考える様な仕草をし、やがて従業員達と一緒に菫との距離を詰めた。
オロ「……やだ、その姿でそう言われるとグッと来る。」
従業員A「女の子っていうのが信じられないくらい中性的よね、オロちゃん。」
従業員B「貴方が女性じゃなかったらどれ程よかった事か……」
従業員達はそんな事を言いながら、菫の手の甲にキスをしたり抱きついたりと、好き勝手に菫で遊び始める。
対する菫はあまりこういった経験がなかったせいか、少し顔を赤らめながら抵抗する。
「わぁっよるなよるなお前ら！！っていうかアンタ等女の子好きなホストじゃねーのかよ！？」
オロ「女の子達に恋愛感情を抱く事もないし、接客だけでこの世界に留まってくれる。だから案外こういう世界ってオネエやゲイも多いのよ。もちろん普通に女の子好きの子もいるけど、うちはそっち系の子が大半を締めてるわ」
(※実際にそうみたいです)
従業員C「本来僕達もあまり女性には興味ないんだけど、君は特別だね。その美しさと勇ましさに僕は心酔しそうだよ」
「…こ、これが口説き文句って奴ですか……？」
オロ「フフ、照れてるの？さては貴方、ロクに彼氏とか作った事ないんじゃない？」
そんなオロからの鋭い観察に、菫は圧倒されながらも「何故わかった…」と呟く。
オロ「まあいいわ、とにかく頑張って。ほら、いい加減アンタ達も離れて仕事に戻りなさい」
オロが声をかけると、従業員達は残念そうに渋々菫から離れて現場に戻っていく。菫は少々乱れてしまった衣類を直すと、あらかじめ太腿につけておいた銃をつけて立ち上がった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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勇者の人(プロフ) - ムジカさん» ありがとうございます！流行りに乗ってみた結果です（笑） (2021年4月5日 20時) (
レス) id: 0ba614db75 (このIDを非表示/違反報告)
ムジカ - 炭次郎www 天才デスネ! (2021年4月5日 17時) (レス) id: be050932d4 (このIDを非表示/違反報告)
勇者の人(プロフ) - ％さん» ｾｪｪﾌｨｨﾛｫｫｽ…ありがとうございます！呼吸技ｗ小説の方も楽しみにしてくださいね！ (2020年6月14日 23時) (レス) id: 0ba614db75 (このIDを非表示/違反報告)
％ - FF7REクリアおめでとうございます！セフィロス再臨の空耳歌詞を聴いて息抜きしましょ() スーネキ、優花ちゃんを出来るだけ早く助けてくれ…！凪とかいう呼吸技()なんぞ蹴散らせ() (2020年6月14日 21時) (レス) id: b9d31df2c0 (このIDを非表示/違反報告)
勇者の人(プロフ) - 如月裕翔さん» まさかのエイリアンですかｗ楽しみにしてくれてありがとうございます！ (2020年6月10日 23時) (レス) id: 0ba614db75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：勇者の人 | 作成日時：2020年5月29日 12時
