深山先生の妹。

episode07 ページ8

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「どうしてこのクラスが人質になったか


分かる人ー！」




「はーーい」




元気な声で問いかける先生に



全く同じテンションで手を挙げ答えたのは無論私。






「はい、深山！」




「景山ちゃん、景山ちゃんが自 殺したこと」





ワントーン下げた声が静かに教室へ響く。






「いや、ねーだろそれは」
「深山ー、あいつの自 殺は関係ないでしょ」





「そーおー？



私はてっきり、



あの1件にはこのクラスにいる大半が理由にあると思ってるんだけど」






「はあ!?」






挑発気味な言葉と視線は諏訪唯月を怒らせるには十分のようで






「深山、適当なこと言うのも大概なんだけど!?」



「適当？



私はただ事実が知りたいだけ



もし本当に先生が



私たちを人質にとった理由に景山ちゃんのことがあるっていうなら


それは私には好機でしかない





ねじ曲げられた真実が明らかになるならね




それより、そこまで必死にならなければ行けない理由が




皆にはあるの？」






険悪な空気が教室に流れる。






「はい、はい、はーい！



諏訪、席に戻れ。


深山も挑発地味たこと言わない」






「ﾁｯ」






舌打ちをして私の目の前まで歩いてきた諏訪は席に戻った。









「事実が知りたいか〜



そういや深山は景山のこと気にかけてたもんなぁ？」






「何それ、ぶっきー本気で澪奈の事で私達人質にとったの！？」






「あぁ、そうだよ




この中に景山の自 殺に関係している人が




いるかも、しれない」









"深山さん、いつもありがとうね"









景山ちゃん、あなたが死ぬ事なんて絶対無かったよ。









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