第19話《殺気》 ページ20
Aside
泣き疲れたのか寝てしまった伝七くん……
彼から聞いた過去はとても悲しいもの…純粋な子だからこそですね……
しばらくして、新野先生と3人組の子そしてさっき嫌味を言ってきた人が入ってきた
『……では、私はこの辺で、失礼します』
未だに掴んでいた手をそっと離して医務室を出た
「待ってください」
医務室を出て数歩歩いたところで先生に呼び止められた。振り返ると先ほどの先生が
『何か?』
すると、ただならぬ殺気を放ち「あの子に何をした」と地を這うよな低い声で言った
『……事務室に向かう途中…落とし穴に落ちそうになったんです。誰が掘ったのか気になり声をかけたのが伝七くんたちでした。そしたらあのような状況なってしまいました』
その言葉を聞くと先ほどの殺気が嘘のように消えた
「ご忠告申し上げます。天女様今度あの子たちに近づいたらただではおきませんよ。覚悟していてください」
そう言って一瞬で消えた
『……私はどうすればいいのでしょうか……
______シナ先生』
曲がり角から出てきたのはずっと隠れていたシナ先生だった
シナ「あら?バレちゃったわね」
『今から、事務室に向かいますね』
そう言って私はシナ先生の隣を横切ろうとしたが、それはできなかった。
シナ「天女のせいでこの学園は変わってしまった…」
シナ先生の声が今にも消えそうな声だったからだ
『……わかっていますよ。シナ先生……この学園の人は皆純粋すぎなんです。純粋な子ほど簡単に壊れてしまいますからね』
そうね、と言いシナ先生は頑張ってと一言言って消えた
急いで事務室に向かい、吉野先生に今日の仕事内容を聞いてテキパキと働いた
謝罪した時は「気にすることはないですよ」と快く許してくれた
事務室で書類の整理をしていると「失礼します」と小さな声が聞こえた。誰なのかと、戸に目をやると
伝七くんといたもう1人の子だった
『吉野先生は今はいませんが、何かありましたか?』
「あ、あの、伝七が…会いたがってて……」
そこまで言うと男の子は言葉を詰まらせた
この様子だとあの嫌味を言ってきた先生が会わないようにとでも言ったのでしょうね
『会わせるな……と、言われたんですか?』
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時透紅葉(プロフ) - チョコレートさん» いきなりのコメント失礼します!鬼滅と忍たまの小説とっても良いです!良かったら合作しませんか?紅葉と言います。よろしくお願いします! (2021年4月30日 9時) (レス) id: 57b104d1b2 (このIDを非表示/違反報告)
チョコレート - Saya様ーイメ画描いてくださりありがとうございます!!とっても嬉しいです! (2021年3月16日 18時) (レス) id: f127e1106e (このIDを非表示/違反報告)
Saya - イメ画描いてみました。設定と違ったらごめんなさい!!C:\Users\Saya\Pictures\Saved Pictures\小説”幻柱は忍びの世界でも鬼を滅する”の夢主ちゃん.png←このリンク、クリックできないですけど、コピペしたらうまくいくはずです!いかなかったらごめんなさい! (2021年3月14日 6時) (レス) id: 1a1e8ba118 (このIDを非表示/違反報告)
チョコレート - かほり様ー嬉しいコメントありがとうございます!!これからも更新頑張ります!! (2021年3月9日 18時) (レス) id: f127e1106e (このIDを非表示/違反報告)
チョコレート - かほり様ー嬉しいコメントありがとうございます!!これからも更新頑張ります!! (2021年3月9日 18時) (レス) id: f127e1106e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:チョコレート | 作成日時:2021年1月17日 12時