４６話 ページ48
Aside
犬岡「お前スゲェ格好してんな！」
芝山「に、似合ってるよ」
『走、お前ふざけんな！
優生も！その言葉全く嬉しくねぇから！』
「A君！
喋ってないで、他の所も接客に行ってよ！」
『分かった！』
女子に注意されて、僕は注文を受けた。
「うわぁ、本物の女みてぇ………」
「確かにかわいい………」
「俺、ヤバいかも………」
「あっち系に目覚めそう………」
「お前、男にモテてどーすんだよ」
『知るか！』
裏方に回っている友達にツッコむ。
こんな格好しなくていいお前に今の気持ちが分かるかよ！
「でも、Aのおかげで売り上げ目標突破したらしいぜ」
「やるなぁ、A」
『嬉しくねーよ!!』
「そこ喋ってないで動いて！
A君も注文！」
『｢はーい！｣』
ついに文化祭当日を迎えた音駒。
男女逆転喫茶は、なかなか繁盛していて忙しい。
でも、もうすぐ僕は休憩に入る。
ともかく乗りきろう。
『ご注文はお決まりですか？』
テーブル席に座った生徒に水を置く。
「えー、君って注文できるの？」
『はい？
もう１度お願いします』
「だーかーらー！
君………立川君は、注文できるの？」
何を言っているんだこの人は。
できるわけねーだろ。
つーか、僕男だし！←女です
『申し訳ありませんが、そのようなサービスは行ってませんので』
「えー、そうなの？
でもまぁ、いいでしょ？」
良くねーよ。
また後程お伺いします、と言ってその場を去ろうとする。
こういう場合は逃げるのが１番正しい。
そう思い、踵を返すと、
「待ってよ」
腕を掴まれた。
「君が相手してくれたら、この店でたくさんお金使ってあげるよ？」
『僕、男ですけど』
「知ってるよ」
知ってるんかい。
「俺、男がいいし」
だったら、無理だわ。
僕女だし。
『ともかく、放していただけますかね？』
「立川君がいいって言うまで放さない」
ふざけんな。
『困ります。
放してください』
ウザいなぁ………。
蹴るのはさすがに気が引けるんだよ。
どうしようか。
？「ソイツに触らないでください」
？「先輩だろうと許しませんよ？」
突如現れたふたつの声。
『走！優生！』
見かねて助けてくれたのか。
いいヤツ！
先輩は舌打ちをして、教室を出ていった。
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サクラ - コメントありがとうございます！研磨、私も好きです！自分で書いててドキドキしてます！ (2018年9月25日 18時) (
レス) id: 95f0db3da0 (このIDを非表示/違反報告)
にゃそ(プロフ) - け、け、け、研磨ァァァァァ！！ときめきが止まりません！！更新楽しみにしてます！！頑張ってください！ (2018年9月24日 21時) (レス) id: a3c7e486a5 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 友達に教えてもらって、コメントの書き方を習得しました！見てくださる方、コメントをくださる方、本当に感謝です！ありがとうございます！ (2018年9月22日 17時) (レス) id: 95f0db3da0 (このIDを非表示/違反報告)
ねおここ(プロフ) - とても面白いですね！！こういうのはほんとワクワクします！！更新頑張ってください！！よければ私の作品も…なんておこがましい！！頑張ってください！(〃ω〃) (2018年9月11日 18時) (レス) id: ededd21401 (このIDを非表示/違反報告)
研ｶﾞｰｽｰ - めっちゃ面白いですね!!!( ; ゜Д゜//)こうゆうお話個人的にすごく好きです(’-’*)♪続き気になります＼(^o^)／頑張って下さい！応援してます(*^.^*) (2018年9月8日 18時) (レス) id: 306d9c59e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サクラ | 作成日時：2018年8月20日 11時
