４３話 ページ45
言われてみれば、主将って普通ここまでしねぇよな。
黒尾さんにそんな良心があるなんてにわかに信じがたい………。
松下「黒尾君ってさぁ、Aちゃんの事好きなんじゃないの？」
『｢はぁ!?そんなわけない！｣』
被った。
黒尾さんと。
なんか嫌。
理由わかんないけど。
うん。
『いやいやいや。
好きな人にあんな態度とりませんよ、普通』
黒尾「俺だって、好きなヤツには優しくするし！」
松下「なら邪魔しないでよ」
黒尾「っ！」
松下「俺は本気だ。
チームメイトとか、後輩とか、それとは全く違うんだ」
言葉に詰まる黒尾さん。
黒尾さんって、あんな苦しそうな表情するんだ………。
いつも弱いところなんて見せないし、表情だって、憎たらしいものしかしない。
………憎たらしいは行き過ぎか。
憎々しいにしておこう。
ともかく、今まで見た事がない様子だった。
どこかもどかしそうで、どこか泣きそう。
黒尾「………………俺、戻る」
『え？あ………』
僕達に背を向け、歩いて行く黒尾さん。
あんなに弱々しい背中してたっけ………。
松下「Aちゃんは、黒尾君が好きなの？」
『そういうわけではないです。
………ただ、スゴくいい先輩だから、尊敬はしてます。
バレーの技術も高いですし………』
本心だった。
ドシャットした時とか、スパイクを決めた時とかに見せる顔は最高に輝いている。
それはもう、うらやましいくらい。
その笑顔は、好き。
松下「多分３度目だけど言うよ。
俺、本気だから。
誰にも渡したくないって思うほど、Aちゃんが好き」
『っ///』
引いたはずの熱が、また顔に集中する。
松下「本気でオトしに行くから覚悟しててね？」
優美に頬笑む松下先輩。
今日１日、僕の頭の中は松下先輩でいっぱいだった。
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サクラ - コメントありがとうございます！研磨、私も好きです！自分で書いててドキドキしてます！ (2018年9月25日 18時) (
レス) id: 95f0db3da0 (このIDを非表示/違反報告)
にゃそ(プロフ) - け、け、け、研磨ァァァァァ！！ときめきが止まりません！！更新楽しみにしてます！！頑張ってください！ (2018年9月24日 21時) (レス) id: a3c7e486a5 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 友達に教えてもらって、コメントの書き方を習得しました！見てくださる方、コメントをくださる方、本当に感謝です！ありがとうございます！ (2018年9月22日 17時) (レス) id: 95f0db3da0 (このIDを非表示/違反報告)
ねおここ(プロフ) - とても面白いですね！！こういうのはほんとワクワクします！！更新頑張ってください！！よければ私の作品も…なんておこがましい！！頑張ってください！(〃ω〃) (2018年9月11日 18時) (レス) id: ededd21401 (このIDを非表示/違反報告)
研ｶﾞｰｽｰ - めっちゃ面白いですね!!!( ; ゜Д゜//)こうゆうお話個人的にすごく好きです(’-’*)♪続き気になります＼(^o^)／頑張って下さい！応援してます(*^.^*) (2018年9月8日 18時) (レス) id: 306d9c59e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サクラ | 作成日時：2018年8月20日 11時
