３９話 ページ41
孤爪side
さっきから、ずっとAとクロが話している。
なんか楽しそうで、ちょっと羨ましい。
Aと話すクロはどこかイキイキしていて、本当に嬉しそう。
そう言うと本人は否定するけど。
もやもやとして、気持ち悪い。
スッキリしなくて、練習が手につかない。
気付けば、A達に目が行っている。
俺が、おかしい。
ぶるぶると頭を横に振る。
余計なものが頭から出ていく気がした。
でも、それは気のせいで。
俺の気持ちは晴れない。
様子がおかしいのは夜久さんも一緒。
そわそわしていて落ち着かない。
チラチラと浮かない顔をして、ふたりを………Aを見ている。
孤爪「夜久さん」
俺は夜久さんに話しかけた。
夜久「研磨。
どうした？」
平然を装って答える夜久さん。
孤爪「Aとなんかあったの？」
夜久「え!!
………………研磨は鋭いなぁ」
ギクッとして、ふぅと息を吐く夜久さん。
夜久「Aに、コクった」
孤爪「え………」
衝撃だった。
夜久さんってAが好きなんだ………。
あ、れ？
なんか、胸がずきずきする。
夜久「研磨も、Aが好きなんだろ？」
孤爪「え………。
そんな事ないけど………」
夜久「気付いてないんだな。
黒尾とAが話してるの見て、嫉妬してると思ったんだけど、違ったか？」
孤爪「しっ、と………？」
夜久「そ。
ヤキモチ妬いてるって事だよ」
孤爪「ヤキモチ………？」
あれ、なんで、嫉妬するの？
Aの才能に？
いや、違う。
じゃあ、なにに………？
夜久「Aが好きだから、だよ。
好きなヤツが他の男と仲良くしてるの見てると、嫌だなって思う。
独占したいって。
そういう気持ちを相手に感じてしまうのは、そいつが好きだから。
一応告白したけど、本当に好きなのか、分かってなかったんじゃないか？」
俺は頷く。
独占したいって、Aに思ってしまう自分がいる事に気づく。
クロのいる場所は俺のだけだって思ってる。
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俺、Aが好きなんだ。
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サクラ - コメントありがとうございます！研磨、私も好きです！自分で書いててドキドキしてます！ (2018年9月25日 18時) (
レス) id: 95f0db3da0 (このIDを非表示/違反報告)
にゃそ(プロフ) - け、け、け、研磨ァァァァァ！！ときめきが止まりません！！更新楽しみにしてます！！頑張ってください！ (2018年9月24日 21時) (レス) id: a3c7e486a5 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 友達に教えてもらって、コメントの書き方を習得しました！見てくださる方、コメントをくださる方、本当に感謝です！ありがとうございます！ (2018年9月22日 17時) (レス) id: 95f0db3da0 (このIDを非表示/違反報告)
ねおここ(プロフ) - とても面白いですね！！こういうのはほんとワクワクします！！更新頑張ってください！！よければ私の作品も…なんておこがましい！！頑張ってください！(〃ω〃) (2018年9月11日 18時) (レス) id: ededd21401 (このIDを非表示/違反報告)
研ｶﾞｰｽｰ - めっちゃ面白いですね!!!( ; ゜Д゜//)こうゆうお話個人的にすごく好きです(’-’*)♪続き気になります＼(^o^)／頑張って下さい！応援してます(*^.^*) (2018年9月8日 18時) (レス) id: 306d9c59e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サクラ | 作成日時：2018年8月20日 11時
