２６話 ページ27
孤爪side
あれだけ迫っておいて言うのもなんだけど、本当に俺はAが好きなのかな。
菅原さん？とAが話しているのに胸がもやもやして、その衝動で言ったけど………。
横に目をやると、Aが眠っている姿が目に入る。
まるでさっきの事なんて、まるっきり忘れてしまっているような様子で。
孤爪「ん？」
俺は驚いた。
だって、無意識に手がAの方に伸びていたから。
何してるの俺………。
急いで手を引っ込めて、通路を挟んだ隣の席を見る。
そこには、芝山と犬岡が居て、ふたりもぐっすり眠っていた。
俺も、寝ようかな。
正面を向いて、ゆっくり目を閉じる。
なんだか、よく眠れそうな気がした。
・
ゆっくり目を開けると、少し眩しい、新幹線内の明かりが入り込む。
『あっ、研磨先輩、起きました？』
そう言って、俺の顔を覗き込んで来たA。
孤爪「ん………。今、起きた」
『おはようございます………？』
孤爪「なんで疑問系？」
『時間的におかしいかなって思って』
クスリ、と小さく笑うA。
本当にさっきの事忘れてる………？
それはそれで別に構わないんだけど、なんというか………………呑気？
孤爪「あ、のさ………」
『はい？』
窓を見ていたAは振り返って、少し首を傾げた。
ドキッ
『ど、どうしました!?
顔が赤い、ですよ………？』
孤爪「え………………？」
『風邪ですか？
着いたら起こしますから、寝てても大丈夫ですよ？』
心配の色を見せるA。
孤爪「だい、丈夫。
トイレ行ってくる」
俺は席を立ち、トイレに向かう。
途中でクロにも心配された。
トイレに入って鏡を見ると、確かに赤い。
紅潮したわけではないよね。
だったら、なに………？
心なしか、鼓動も速い。
病気、とか………？
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サクラ - コメントありがとうございます！研磨、私も好きです！自分で書いててドキドキしてます！ (2018年9月25日 18時) (
レス) id: 95f0db3da0 (このIDを非表示/違反報告)
にゃそ(プロフ) - け、け、け、研磨ァァァァァ！！ときめきが止まりません！！更新楽しみにしてます！！頑張ってください！ (2018年9月24日 21時) (レス) id: a3c7e486a5 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 友達に教えてもらって、コメントの書き方を習得しました！見てくださる方、コメントをくださる方、本当に感謝です！ありがとうございます！ (2018年9月22日 17時) (レス) id: 95f0db3da0 (このIDを非表示/違反報告)
ねおここ(プロフ) - とても面白いですね！！こういうのはほんとワクワクします！！更新頑張ってください！！よければ私の作品も…なんておこがましい！！頑張ってください！(〃ω〃) (2018年9月11日 18時) (レス) id: ededd21401 (このIDを非表示/違反報告)
研ｶﾞｰｽｰ - めっちゃ面白いですね!!!( ; ゜Д゜//)こうゆうお話個人的にすごく好きです(’-’*)♪続き気になります＼(^o^)／頑張って下さい！応援してます(*^.^*) (2018年9月8日 18時) (レス) id: 306d9c59e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サクラ | 作成日時：2018年8月20日 11時
