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GAME 8 ページ31









更屋敷「根絶ち…?」





各々が割り当てられた仕事を終えて集まったところで路々森ユズが話し始めた

先程、路々森ユズとカイは忍霧ザクロと入出アカツキが採取したミミクリー・マンイーターで実験を行っていたらしい







路々森「ボクらがあちこち逃げ回ったせいでタワー内に蔦が蔓延しすぎた。
焼却も考えたが室内だしね。
消化装置が必ず作動する保証もない。
タワーの全権はアルパカくんが握っているからね」

日下「日没を待って根だち作戦を決行する…それが1番てっとりばやいってこと?」

路々森「そーゆーこと」

駆堂「でもそんなのどうやんだよ。
あいつらすぐ再生すんだろ?」







駆堂アンヤが、ハンバーガーに入っていたピーマンを抜き取って入出アカツキのハンバーガーに入れながらそう話すと、

路々森ユズは近くにあった大きめのカバンを手にして、中から試験管の様なものを取り出した



…こういうのは見たことある

きっと…毒物の類だろう






路々森「こいつを手分けして根に突き刺す」

日下「何、これ…?」

路々森「毒だよ。クルエル産の熱帯植物から僕が採取した」

「やっぱり…」

鬼ヶ崎「ん?」

「いや、なんでもない」

路々森「マンイーターに遭遇したらアンプルごと喰わせたまえ
内から爛れ落ちる」







ほぼ初めて見るであろう毒に、皆は驚いた表情を見せて黙り込む

…俺と、ある1人を除いては







入出「綺麗な色ですね」

路々森「そっ…そうだろ!?」







入出アカツキは、毒を興味深そうに眺めてそう言った



確かに色は毒にしては見たことがないような色で綺麗なのだが…

普通に考えて、

俺のようなやつならともかく、毒を見慣れてないやつが毒を見たら、驚くものではないのか?







「…路々森ユズ」

路々森「ん?なんだい、ミンミン」

「どうして毒なんて持ってんだ」

忍霧「そうだ。どうしてそんなものを…」

路々森「…知らないのかいザッくん達。
イマドキの女子はみんな痴漢防止にマイ・ポイズンを所持している」

忍霧「マ、マイ・ポイズン…!?」







そうだったのか…







忍霧「し…知らなかった… 俺は男子校だから…」

駆堂「んなわけねーよ!!」

「え」

日下「えっ、もしかして蝉、信じたの?」

「…うっせ、ばーか」

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のあ抹茶(プロフ) - こんにちは、このお話とは関係がないですが、「Broken Emotion」は最新されないんですか?このお話も面白かったです、最新頑張ってください(^O^) (2020年4月6日 14時) (レス) id: e5127ccdd8 (このIDを非表示/違反報告)
カイル(プロフ) - とても面白かったです!続きを楽しみにしています! (2020年3月26日 17時) (レス) id: 2ba625995f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Alice | 作成日時:2020年2月26日 18時

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