生まれ変わったこの世界で

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蝉







パカ「それでは皆様、ご健闘をお祈りします」







そう言ってアルパカは一礼した







パカ「…と、そうそう。
ゲノムタワーや街の設備についてですが、いずれも自由に使っていただいて構いません。
…ただ、タワー51階以上は立ち入り禁止。
違反者は極刑ゆえくれぐれもご留意ください」







いつになく真面目にそう説明するアルパカ

人間ってものは、禁止って言われれば言われるほどやりたくなるものだ







更屋敷「私はパス。連続参加とか絶対イヤ」

日下「忍霧くんは？女性の扱い得意そうだけど…」

忍霧「えっ、、、い…いや、俺は…」

路々森「ザッくんは〜 女の子が苦手なんだにゃー」

忍霧「べ、別に苦手というわけでは…」







すると、悪い顔をした路々森ユズが、更屋敷カリンを忍霧ザクロの方へボンッと押した

すると、忍霧ザクロはものすごい勢いで後方に下がった






駆堂「ぎゃははは！だっせぇ！！耐性ゼロ！」

忍霧「貴様、それは罵倒のつもりか…？
俺は売られたケンカは買うぞ」

駆堂「あぁ？オレなんか売られる前に買い占めんぞ」

忍霧「馬鹿か貴様」

駆堂「バカっつった方がバカ」

日下「まぁまぁ、2人とも喧嘩しないで…」







どんどんヒートアップしていく2人の間に、日下瑛二が呆れながら割り込んだ

と、同時にこちらに寄ってくる人影







「…なんだ」

鬼ヶ崎「体調、もう大丈夫なのかい？」

「…あぁ」

鬼ヶ崎「そっか。ならいいんだが」

「お前はどうするんだ」

鬼ヶ崎「俺かい？俺もパスかな。お前さんもついてくるかい？探検」







そう言ってニコッと笑う鬼ヶ崎カイコク

俺は、育成ゲームをするくらいならと思い、

彼について行くことにした

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