私たちのハウス（パート2）

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ふと気配を感じて目を開けると、すぐ目の前に茉央お姉ちゃんの顔があった。

茉央「ごめん、びっくりさせちゃったね…笑体調はどう？」
天「吐き気してきた……。」
茉央「そっかぁ……。エチケット袋横に置いとくね。」
天「うん。ありがとう。」

いつもは11人いるこの家には、今は2人しか居ない。
すごく静かで、ちょっと怖い。

茉央「私いない方がゆっくり眠れるだろうから、私隣の部屋にいるね。」
天「やだ……！ここにいてほしい……。」
茉央「え、いいの？じゃあここにいるね！」

茉央お姉ちゃんは香水をつけていないはずなのに森林の中のようないい匂いがして、落ち着いて再び眠りにつくことができた。




天「うっ……きもちわるい……。」
茉央「おっと！ちょっと待ってね……はい、ここに吐いていいよ。」
天「うっ……はぁはぁ……う……。」

寝起きとしては最悪。だけど茉央お姉ちゃんが素早く対応してくれて事なきを得た。

茉央「はい、うがい用の水。ゆすいだ方がいいからね。」
天「ありがとう。」

茉央「うーん……熱上がってきたね……。お姉ちゃんたちの病院行こっか。」


病院では脱水になりかけていたから点滴をしてもらい、解熱剤や吐き気止めもそれに混ぜてくれたことでだいぶ楽になった。

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