一般人の君と俺

他愛もない話 ki_side ページ16

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「これロケでプレゼントしてもらったやつ」


「そうなんですね。どこ行かれたんですか？」











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何も聞いてこないAちゃん。

それはそれで寂しいから、いっぱい自分から自分の話をした。










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「そん時のさぁ、玉が面白くてよ」


「玉？玉さんって方がいるんですね」


「たーまーもーり、っていう名前で、あだ名が玉」


「へぇー、すみません何も知らなくて」










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車の運転があった俺は店では飲めず、、

家という安心感もあって、たくさん酒をのんだ。

疲れもあって、酔いが回るのも早い。











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「なぁ」













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正座をして静かにのむAちゃん。

ソファーにもたれかかってる俺とは大違い。













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「はい」


「敬語やめね？」


「む、無理ですっ」










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なんか痒いじゃん？

かてぇじゃん？

もう少し心許して欲しいって言うか。











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「年上の方にそんなの無理ですっ、、」


「俺がいいって言ってるからいいのぉ」


「北山さんがいいって言ってても無理です」











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少し笑いながら言う。

その北山さんって呼び方、

君に呼ばれると、












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なんだか特別に聞こえる。

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