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道 たつ1 ページ1

トテン、と風呂上がりの隆平が俺のとなりに座った。

ホコホコした体にバスローブ。
濡れたままの髪。
タオルかぶったまま俯いてるから
顔が見えない。


「どぉしたん?」
声をかけても身動きしない。

長風呂好きな隆平やけど
今日はいつもより更に長かった。
こういう時は大抵、なんか奥底に秘めている。
ぼんやり考え込んでるから
時間忘れて逆上せてまうこともある。

逆上せてなくても水飲ませんと。
冷蔵庫からペットボトル取ってこようと
立ち上がりかけた俺の腕、
パシッと隆平が掴んだ。

「たぁ、ぎゅってして」

俯いたまま。
顔は見えんけど、泣き出しそうなのはわかる。

「りゅぅ、なんかあったんか?」
も1度座り直して、体引き寄せると
ぎゅっと抱きついてきた。

「なんもない。けど」
掠れて頼りない声。

あぁ。そっか。

新しくスタートを切るあん人の話、
現実突き付けられた気持ちになったんやろ。
それは俺も同じ。

「嬉しいん。ホンマに」
ポツリ、溢す。

「おん。嬉しいよなぁ」
「でも、な」

わかっとる。その先は。

「もう戻ってこんのやな」
俺のTシャツを掴む手ぇに力が入る。

「せやな」
「めでたいことやもんな」
「せやで」
「俺はあん人のファンやから」
「おん。俺も」
「応援する」
「ん。それでええ」

丸まった背中をポンポンすると
ふぅ、っと大きく息を吐き出した。

道 たつ2→



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設定キーワード:関ジャニ∞ , 大倉忠義丸山隆平 , たちょまるまるくらくらまる   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:cayochi    | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年8月17日 10時

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