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「じよんおっぱ、どこに行くの？」
どこに行くにも、なにをするにも
ぱたぱたと足音を立てて俺のあとを追いかけてくるセナ
「スンリと公園行くけど、セナも行く？」
「うん！！」
ぎゅっと俺の手を握りしめる小さな手の温もり
少し内気で人見知りなセナは、俺とスンリには懐いていて
それでも俺はスンリよりもセナにとって特別で
“じよんおっぱ、だいすき”
その特別にどことなく優越感があった
俺が振り返ると、セナは必ず笑ってくれる
手のかかる、でも大切な“妹”
俺が守ってあげなくちゃいけない
ずっと何年もそう思って過ごしてきた
そう…………思ってたのに
中学3年生になった俺と、まだ真新しい制服に身を包んだセナ
ちょうど母さんは買い物に出かけていて、リビングには俺とセナのふたりだけで
「おっぱは………彼女いるの？」
セナの目が、静かに俺を捉えて離さずにいた
瞳の中にはちゃんと俺が映っていて
なのに、俺を見ているはずなのに俺を見ていない
どこか焦点のぼやけた視線を向けた
「なんでそんなこと聞くんだよ？」
「クラスの子が……おっぱのことかっこいいって。彼女いるのか聞かれてね、」
「ガキがマセたこと言ってんな。」
「……っ、2コしか変わんないんでしょ？！」
ぐいっとセナが俺の腕を引っ張るから
思わずバランスを崩して、セナに抱きつく姿勢になってしまって
至近距離で、視線が交わると
セナが頬を真っ赤に染めたりするから
心臓が痛い
自分でもびっくりするぐらいに
「悪い。大丈夫か？」
そう言って身体を起こし、なんもないふりをしながらセナの頭を軽く撫でてやると
下唇をきつく噛み締めて、セナが俯いた
わけわかんねぇよ
なんでそんな顔すんだ
どくんどくんと、心臓がさっきからうっせぇ
家族なのに
兄妹なのに
「なぁー。お前って女に興味ないの？」
「なんだよ。いきなり。」
「だって無駄にモテるくせに、告白されてもわりーけど無理って断ってばっかじゃん。」
雨の日の放課後
名前も知らない、同学年の女の子に呼び出された
よく知りもしない子とは付き合えねぇだけで
こうやってクラスメイトにからかわれるのは癪に障る
「好きな女っているの？」
その言葉にぴたっと止まった思考回路
傘の上で雨がぱらぱらって弾ける
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merry(プロフ) - なつこさん» なつこさん！お返事遅くなりました(>_<)未だに不安定な状態で心配事もたくさんありますがわたしもなつこさんとまたお会い出来るように準備しております！体調をくずされませんようお元気でお過ごしください！ (2020年6月3日 23時) (
レス) id: 04887bd533 (このIDを非表示/違反報告)
なつこ - お元気ですか？見えない敵と闘いつつ、もはや共存していかなければならない今になって、自由やありのままの生活のありがたさに気づきました。merryさんと再会できることを願っています。ご自愛ください。 (2020年5月9日 22時) (レス) id: c319d287df (このIDを非表示/違反報告)
merry(プロフ) - たかさん» たかさん！いつもありがとうございます。たくさん更新出来いことや、色々思い悩んでましたがこんな素敵な言葉を頂けて嬉しくて幸せです。テテちゃんのお話とジヨン先輩のお話楽しみにお待ち頂けるとありがたいです(*^^*) (2020年2月26日 0時) (レス) id: 04887bd533 (このIDを非表示/違反報告)
たか(プロフ) - merryさん！とりあえずお疲れ様でした。そして新しいお話ありがとうございます！テテにも素敵な幸せが来ること楽しみにしています。 (2020年2月22日 0時) (レス) id: b941ac7055 (このIDを非表示/違反報告)
merry(プロフ) - ともこさん» ともこさん！わーん(><)ひとつひとつ言葉を大切に読んでいただけて本当に嬉しくて泣きそうです。これから甘々なジヨン先輩を想像していまからにやけてます。本領発揮したジヨン先輩のターンをもう少しだけお待ちくださいね！いつもありがとうございます！ (2020年2月7日 1時) (レス) id: 04887bd533 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：merry
| 作成日時：2019年9月19日 20時
