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ただ、叶うなら
最後に目に映るのは……君が良かった
「……なんか、俺に母さんが出来るらしい。」
夕方の淡く滲むような日差しが窓から飛び込んで来て
夏の暑さはすでに空高く遠のいて
空の色が段々変わってくる
「え？！ひょん……どゆこと？！」
ベットに寝そべりながらゲームをしてる俺をスンリが読んでたマンガを放り投げて覗き込んできた
「父さんが……再婚？するらしい。」
「……ふぅん。どんな人？ひょん会ったことあるの？」
「優しそうな……おばさんってか、お姉さんって感じ。」
首を傾げる俺と同じようにスンリも首を傾げた
子どもだった俺はどんな経緯があったのか詳しくは知らなかったけど
物心ついた時には俺には母親って存在はいなくって
父さんとの2人の生活を特に寂しいとか、そう感じることがなかったのは
幼なじみのスンリが毎日俺の家に遊びに来てたし、その両親が何かと気にかけてくれて世話してくれてたから
「あとさ……なんか妹も……出来るらしい。」
「どんな子？！」
「お前と同い歳の子。」
「わぁ！ひょんよかったね！！」
にこーっと目を細めて笑ったスンリがあまりにも嬉しそうにするから………ちょっと小っ恥ずかしかったは今でもよく覚えてる
それから数週間経った晴れた日
広い空に秋の静かな雲が斜めに流れる
「今日から家族になるんだよ。」
父さんに背中を軽く押されて1歩前に足を踏み出した
「…………こんにちは。」
俺の第一声はとってもぎこちなかった
何度か会ったことはあっても、この日はすっごくドキドキしていて
よろしくね。っと優しく微笑んだのは今から俺の母さんになる人
不思議な感覚だった
でも嫌じゃない
父さんが嬉しそうにしてるのを久しぶりに見たからなんだろうか
「ほら。セナもご挨拶しなくちゃ。練習してたでしよ？」
“母さん”が促すように頭を撫でると
少しだけさ迷ってた視線が
ん？と答えた俺をじぃっ…と見つめて
「…………おっぱ、よろしくお願いします。」
俺には不思議で仕方なかった
どくん、と大きく心臓が打ちつけるこの感覚
いつもの呼ばれ慣れた“ひょん”とは違うその響きのせいなのか
ぎゅっと握られたその手の温もりのせいなのか
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merry(プロフ) - なつこさん» なつこさん！お返事遅くなりました(>_<)未だに不安定な状態で心配事もたくさんありますがわたしもなつこさんとまたお会い出来るように準備しております！体調をくずされませんようお元気でお過ごしください！ (2020年6月3日 23時) (
レス) id: 04887bd533 (このIDを非表示/違反報告)
なつこ - お元気ですか？見えない敵と闘いつつ、もはや共存していかなければならない今になって、自由やありのままの生活のありがたさに気づきました。merryさんと再会できることを願っています。ご自愛ください。 (2020年5月9日 22時) (レス) id: c319d287df (このIDを非表示/違反報告)
merry(プロフ) - たかさん» たかさん！いつもありがとうございます。たくさん更新出来いことや、色々思い悩んでましたがこんな素敵な言葉を頂けて嬉しくて幸せです。テテちゃんのお話とジヨン先輩のお話楽しみにお待ち頂けるとありがたいです(*^^*) (2020年2月26日 0時) (レス) id: 04887bd533 (このIDを非表示/違反報告)
たか(プロフ) - merryさん！とりあえずお疲れ様でした。そして新しいお話ありがとうございます！テテにも素敵な幸せが来ること楽しみにしています。 (2020年2月22日 0時) (レス) id: b941ac7055 (このIDを非表示/違反報告)
merry(プロフ) - ともこさん» ともこさん！わーん(><)ひとつひとつ言葉を大切に読んでいただけて本当に嬉しくて泣きそうです。これから甘々なジヨン先輩を想像していまからにやけてます。本領発揮したジヨン先輩のターンをもう少しだけお待ちくださいね！いつもありがとうございます！ (2020年2月7日 1時) (レス) id: 04887bd533 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：merry
| 作成日時：2019年9月19日 20時
