なんかいるくね？ ページ2
｢なあ。｣
｢何だ？｣
そこで、話を切り出した第7師団の兵士のひとりが、とても気色の悪い、地球の核が爆発するくらいのとんでもない大爆弾を、この場にいた数人の兵士たちに、勢いよく投下させた。
｢最近の尾形上等兵可愛い！可愛すぎる！｣
｢は？｣
｢え？｣
｢ちょ！おま、キモすぎ！｣
｢え？何？お前、まさかそっちの口?!｣
｢てか、本当にそうだとしても、尾形上等兵には雨宮さんという、列記とした恋人がおりましてだな･･･｣
｢はいはい、ストップストーップ!!お前ら、ここぞとばかりに俺を罵倒するのやめてくれる？お前ら、今のは傷ついた･･･｣
｢自業自得だろ。｣
｢さっさと秋田に帰れ！｣
｢俺、故郷は宮城です･･･｣
｢で、なんでまたそんなことを？｣
｢そりゃ、雨宮さんと恋仲になってからの尾形上等兵は、なんかこう、雨宮さんや月島軍曹や鶴見中尉とかにさ、猫みたいに甘えてて、見てて癒されるというかなんというか･･･｣
｢あ、確かに。｣
｢それは分かるわ。｣
｢超納得だ。｣
｢なんか、雨宮さんと恋仲になってから、尾形上等兵は変わったよな。｣
｢それまでは、何を考えているかさっぱり分からん、山猫みたいにフラフラしている奴だったのに。｣
｢なんていうか、あの甘えてる姿とか、純粋に喜んだり落ち込んだりするところを見て、ああ、あの尾形上等兵も人の子なんだって思ったわ。｣
｢｢｢｢分かる〜！｣｣｣｣
｢なんか、憑き物が取れたように明るくなったよな！｣
『今度は私という憑き物が、兄様に取り憑きますけどね！ああ、私の三周忌が待ち遠しいです！そしたら、晴れて上級霊になって、生者に取り憑くという能力が解放されます！まあ、一生兄様に取り憑く所存なので、他の生者に取り憑く気は微塵もありませんが。』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 28人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
推し尊い(プロフ) - 尾形ちゃんが可愛いすぎるだろ！椎茸食べれたの偉いぞ尾形ちゃんんん (2021年11月9日 0時) (
レス) id: 83b850b061 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もふもふ | 作成日時：2019年1月15日 4時
