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黒「家康に勝つためには、家康からの指名を受けることが絶対条件」
み「どういうことでしょう？」
黒「例えば、秀吉が【家康を倒す】の旗印を上げる。そうすると、秀吉は絶対に勝たねばいけない。
なぜなら、負ければ旗印戦に参加する権利を奪われる。
…このクラスでその権利を失ったのは、加藤だけ」
加「そうくさ」
あの旗印戦に思うところがあったのか、秀吉くんは申し訳なさそうに肩を落としていた。
「そぎゃん顔ばすんな。この加藤清正に勝った男が」
「っ、うるさいねん！
俺に負けた奴が…、一丁前の口利くなや」
加「…それでよかくさ」
…凄いなぁ、加藤くんは。
秀吉くんの心のわだかまりを一瞬で溶かしてしまった。…本当に、カッコいいなァ…
笑い合う二人を横目に、黒田くんは話を続ける。
黒「…とにかく、旗印を掲げたほうが圧倒的に不利だ。
だから、家康に誰かを指名した旗印をあげさせて、それに我々が勝つ。そうすれば家康の権利も剥奪できる」
「でも今は無差別攻撃…どうやって指名を？」
「簡単なことさ、ポイントで家康を上回ればいい」
『………あ、そういうことですか！』
黒田くんの考えを理解して私が立ち上がると、井伊くん達がそれに被せて声を上げる。
「どーいうことだよ！？」
「バカかテメェは！家康は今208ポイントもあんだぞ。やすやすと越えられるわけ」
黒「超えれるんだよバーカ」
『まぁ、普通なら…というか、このクラスなら思いつかないですよねぇ』
自分から負け続ける、なんて…
黒田くんはそのまま秀吉くんの方に向かって、得意げに告げた。
黒「その鍵を握るのが…60ポイントを持つ秀吉くんだ」
豊「…俺！？」
黒「作戦はこうだ
…例えば、真田が秀吉を倒すという旗印を出して勝つ。すると真田は、60ポイント獲得する。
負けた秀吉は、挑戦を受けた側だから損はない」
『そして、秀吉くんを倒すのを皆が繰り返せば、ポイントは雪だるま式にどんどん増えていくんです！』
あ…
黒「…そうすれば、家康は指名せざるを得ない」
…今回は、私が割り込んでセリフを取ってしまいましたね…黒田くんはまた拗ね始めてしまいました。
でも、毎回セリフを取ってしまう秀吉くんの気持ちもわかりますね…
『あー、その…
この作戦、行けると思いません？』
「そうやな！」
「…ポイント倍々作戦だ」
そう言って、信長くんはホワイトボードに何かを書いた。
『PBB作戦…』
「ダサっ」
『い、いえ！わかりやすく、個性的で…
いいと、思います！はい！！！』
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オタくん(プロフ) - 凄くおもろいです！更新楽しみにしてます！ (8月7日 20時) (
レス) @page49 id: 487a14ebf8 (このIDを非表示/違反報告)
みずのえ(プロフ) - ありがとうございます〜頑張りますね、！ (2022年10月27日 23時) (レス) id: 07361828e7 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - すごく面白いです！更新楽しみにしています！！ (2022年10月26日 0時) (レス) @page29 id: 06fabb07b9 (このIDを非表示/違反報告)
みずのえ(プロフ) - …かもです…本編の性格と大幅に変えてしまっているかもで本当に申し訳ないです… (2022年10月24日 7時) (レス) id: 07361828e7 (このIDを非表示/違反報告)
クロノト(プロフ) - ヤンデレ来たかこれ？ (2022年10月20日 19時) (レス) id: 3be08e9739 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みずのえ | 作成日時：2022年10月13日 22時
