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徳「お前達ゴミに勝っても意味が無いからだ」
酒「俺たち同盟にビビっただけだろうが！」
あんまりな言葉に酒井くんが言い返したが、家康くんはそれを怒鳴りつける。
徳「俺たち、俺たち…たち、たち、たち！
群れるな！このゴミ共が！！！
…【たち】、という考えを捨てろ！
いいか？お前の人生は誰のものだ？誰でもない、お前自身そのものだ！」
『ｯ…』
徳「なぜ手を取り合う、なぜ徒党を組む？喜びも悲しみも分かち合うことは出来ん！
所詮は！弱者の戯言！
死ぬ時は一人だ。他者を見るな！お前は！お前だけの人生を生きろ。覚悟を決め！
強さを！一人で生きていく強さを持て！」
あぁ、そういうこと、ですか…
これは、たぶん明智くんに向けた言葉。長時間の旗印戦でプレッシャーとストレスを与え、その状態で彼が…おそらく彼の心に一番響くであろう言葉を。
…やっぱり、徳川家康という男はあの頃から変わらない。人を揺さぶり、人に寄り添い、かと思えば…
殿やサルとはまた違った意味で恐ろしい男。
ようやく狙いがわかったのに、この状況ではもはや手を打つことはできない。
徳「…だが、一人で生きていく覚悟を決めても孤独に打ちひしがれることもあるだろう。そんな時には…
俺を見よ。俺の背中を見よ。俺が道を作る！
お前は！…そのあとを歩け！
俺が作った道を、お前が歩んだ道を、表に変えてやる
違うか！？明智！！！」
…明智くんは、負けるでしょう。…いえ、負けを選択するでしょう。
彼自身の道、とやらのために。
………本能寺のときも、そうだったのかな…
もう、思い返しても仕方のないことだけれど。
彼が自分の道の、自分の信じるもののために殿を裏切っていたのだとしたら。
そう、考えてしまって、明智くんを見ると…彼はどこか…記憶にある最後のミッチー…明智光秀のような…どこか、心を決めたような顔で前を見据えていた。
「道…」
「明智くん?」
みやびちゃんの呼びかけにも何も言わずに、明智くんは歩きはじめた。
『…待ってください、明智くん。
その道は、本当に貴方の選ぶ…最良の道ですか？』
進路に体を滑り込ませて、明智くんの歩みを止める。
信長くんが彼の腕を掴んだ。
織「どこへ行く。」
明「僕は…人の目を気にしながらずっと生きてきた…
…日陰の道。
でも僕は、日の当たる道を歩きたいんだ!
…だから…だから…僕は変わりたい、強くなりたい…！」
そう言って明智くんは信長くんの腕を振り払うと、再び歩き始めた。
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オタくん(プロフ) - 凄くおもろいです！更新楽しみにしてます！ (8月7日 20時) (
レス) @page49 id: 487a14ebf8 (このIDを非表示/違反報告)
みずのえ(プロフ) - ありがとうございます〜頑張りますね、！ (2022年10月27日 23時) (レス) id: 07361828e7 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - すごく面白いです！更新楽しみにしています！！ (2022年10月26日 0時) (レス) @page29 id: 06fabb07b9 (このIDを非表示/違反報告)
みずのえ(プロフ) - …かもです…本編の性格と大幅に変えてしまっているかもで本当に申し訳ないです… (2022年10月24日 7時) (レス) id: 07361828e7 (このIDを非表示/違反報告)
クロノト(プロフ) - ヤンデレ来たかこれ？ (2022年10月20日 19時) (レス) id: 3be08e9739 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みずのえ | 作成日時：2022年10月13日 22時
