ただ、未来を

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『ｯふ、あっははははははは！』

漫才のようなやり取りにこらえきれず、つい笑ってしまったけれど、黒田くんにジトー、っとした目で見られたのでやっぱりタイミングが悪かったのでしょう。
黒田くんは今までスマートにクールだったけれど、きっとこちらが彼の素なのでしょう。なんだか年相応に子供っぽくて、かわいくて。更に笑いが止まらなくなってしまいましたが、流石に可哀想なので気合いで止めました。

「座れ！」
黒「うるせぇ！見ても分かんねぇだろ馬鹿なんだからお前ら！」
『黒田くん…本当のことをそのまま本人に突きつけるのは、良くないですよ？』
加「何気に立花が一番ひどかね！」
『エッ、！？』

上「…しかし、武田は何故トイレに篭ったんだ、？」
…、信玄公が、トイレが好きだから？
あの方は、あまりにもトイレが好きすぎて水洗トイレを自作したり、トイレを執務室代わりに改造したりするのさような人でしたから…まぁ、武田くんには別の目的があるのかもですが…

伊「それは………！」
『ん゛…あっはははははっ、！！』
さっきから黒田くんの素に頑張って笑いをこらえていたのに、いきなりスクリーンの前に現れた伊達くんにとうとうツボってしまった。

伊「作戦を練るためだ」
黒「さっきから誰なんだよ！！」
伊「気付くの遅くないか！ …フレディマーキュリーだ」
『ふっ、ひぃ、、ははっ、…
クイーン、ですか！渋い！！！』
150年ほど前の人物をコスプレに選ぶとは…
どう見ても誇張されてネタに振り切ってるのに、なんか無駄に似合ってるのが流石に顔がいい！ずるい！！！
黒「…なんで？！」
伊「私とフレディは9月5日、同じ誕生日…
国(9)を超(5)えた誕生日、と………
覚えてくれ(ドヤ)」
決めポーズとともに言ったが、かなり辛そうなポーズはやはり無理があったのかあまり反ずにもろにスクリーンに被ってしまい、またしてもブーイングを受けた。
完全に拗ねてしまったようで、胸毛を千切って投げると「ママァ〜」と美声を響かせながら出ていってしまった。

………梵天丸、貴方、母親にとてつもなく嫌われてませんでした？いや、別人なのでしょうが。

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