＊ ページ37
「っ…！それはっ…」
「…俺も同意見だ。契約は受けない。」
「じゃ私も〜」
「そんな…！」
「ワシは殺す派じゃア！」
「え〜」
パワーはピースをしながらずばっと割り込んできた。いい雰囲気だったのに、残念。
「ノーベル賞を思いついても外に出なければ発表できないからのお…！ノーベル賞のために死んどくれ」
「魔人と悪魔は契約を結べない。だからお前がデンジを殺しても悪魔は外に出す義理はない。とにかくデンジは殺さない。」
「そうだね。デビルハンターなら。逃げることより、悪魔を倒すことを優先するべきだ。」
「ちぇ！」
パワーはつまらなさそうにデンジの肩に頭をのせていた。
「暇だから押し相撲するか！」
「すぐ俺を殺そうとするからヤだ！」
とりあえず、私たちは脱出方法を考えるべく、悪魔から離れた位置で廊下に居座った。
「ハラへった…」
「同じく。朝早すぎてなんも食べてきてない。」
「アキ君、Aちゃん…実際なんか外に出る作戦はあるの？」
「悪魔の言葉を信じるならヤツを殺すことはできない。でもデンジも殺すつもりはない。」
「だけどこのままじゃ餓死しちゃうぞ。」
「どうしようもなくなったら刀を使います」
「それはダメ」
いままで横になっていた姫野ちゃんが一瞬で起き上がり、アキを止めた。
「刀を使えば解決できんならよお…使えばいいじゃん。」
「どうしようもなくなっても刀は使わない。その時は悪いけど……デンジ君が死んで？」
「え〜」
一応、原作より早く出る方法はあるけどそれを使うのは今じゃない。
「うあっ！！あああああ！！」
「悲鳴？」
「走れ！！」
「うわっ」
荒井君の悲鳴が聞こえその恐怖を糧に悪魔は大きくなり私たちに襲い掛かってきた。
ぼーっと立っていた姫野ちゃんに声をかけて走る。
「デンジを殺して心臓をよこせ。よこせ。私は恐怖で膨らみ恐怖に捕える者。お前たちの死は確定した。もっと恐怖しろ。死を恐れろ。すべてを恐がれ。チェンソーを殺すのはこの私…私『永遠』の悪魔だ。」
すると急にガタっと８階ごと傾いた。そのまま滑って落ちれば悪魔の口の中だ。
私たちは咄嗟に近くの部屋の中に入った。８階は９０度回転し、廊下だったところはまるで地獄の入り口だった。
「誰かデンジ君を殺して！！殺してください！！」
「いよいよマズいですよ…そいつを悪魔を食わせましょう……！」
向かい側の部屋からコベニちゃん達がデンジを殺せと訴えている。
「刀を使う…いいですよね？姫野先輩」
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？ - 救済…！天使くんやパワーちゃん、ガルくんが死なないと…！？ありがとーございます…！ (2023年2月2日 19時) (
レス) id: 16f178a420 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ(プロフ) - ゆなさん» わわわ！そんなとんでもない笑待たせてしまうかもしれないですけど気ままに更新していきますー (2023年1月18日 22時) (レス) id: 9e20368090 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - めちゃ面白い。続きまってます！！ (2023年1月11日 21時) (レス) @page41 id: 6539e90d25 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ(プロフ) - ユメさん» ご め ん な さ い。外したと思ってたらついてました。今度こそ外したので！！ (2022年12月2日 18時) (レス) id: 9e20368090 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ - お り ふ らついてますよ (2022年12月2日 6時) (レス) id: 5e9fc6e37a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうひ | 作成日時：2022年11月22日 23時
