＊ ページ35
「こんないいベッドがあんだ。寝なきゃ損だね。俺ぁ悪魔に感謝して眠るぜ…」
「寝た……」
そういって、デンジは眠ってしまった。
「この際だから言うけど。こういう場面でいかにバカになれるかがデビルハンターとして大事なんだよ。覚えておいた方がいいよ。新人達」
「お前も新人だろ」
「いてっ」
アキにチョップされた。ひどいなあ。少し遊んだだけじゃないか。
「私は悪魔を探すついでに8階を探索する。姫野ちゃん。コベニちゃんと荒井君をちゃんと見てあげてね。」
姫野ちゃんにそう声をかけるとおしっ！任せろ！と元気な返事が返ってきたので笑って返した。
私はコベニちゃんの目の前に行ってしゃがんで座っているコベニちゃんに目線を合わせた。
「大丈夫だよ。私が絶対ここから生きて返すからだから、安心してね。」
頭をなでて微笑むと少し驚いた顔をしていたけど、う、うん！と返ってきた。私は一人一人に声をかけて部屋を出た。
少し恥ずかしかったな…
正直、暇で暇で仕方がない！！だって悪魔の居場所分かってるし、特にすることがないんだもん。
「パワー達が倒しに行った悪魔のところ見に行ったか？」
「ん、さっき見に行ったけど何ら変わりはなかったよ。でも一応もう一回見に行く？」
「ああ。」
悪魔なんて見に行ってないけど、これで物語が進みそうだ。退屈でしょうがなかった。
いい感じの口実を作ってアキと先ほどの部屋に入った。中を見ると悪魔が大きく膨れ上がっていた。
「アキ、姫野ちゃん達に知らせて。私は部屋の前で見張ってる。」
そういうとアキは何も言わずに部屋を出て行った。
うにょうにょ動いていて気持ちが悪い。
「愚かな人間よ…私は契約を交渉する……チェンソーを…デンジを私に食わせろ……」
「っは！やなこった！そんなに食いたきゃ自分で殺しなよ！」
「そうか…」
悪魔がそういうとびりびりっと頬がしびれた。何か来る。
私はすぐさま部屋を飛び出して扉を閉めた。
どんどんっと音を立てて部屋の中から悪魔が飛び出してきた。どうやらギリギリ間に合ったらしい。
「確かにワシが殺したハズじゃ…」
後ろを振り返るとコベニちゃんと荒井君を除いた人たちが立っていた。悪魔の音が大きくて足音が聞こえなかったらしい。少し驚いた。
「ホテルから出られない……見たこともない形状……こりゃなんの悪魔だ？」
「さしずめ、『永遠の悪魔』といったところでしょ…！」
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？ - 救済…！天使くんやパワーちゃん、ガルくんが死なないと…！？ありがとーございます…！ (2023年2月2日 19時) (
レス) id: 16f178a420 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ(プロフ) - ゆなさん» わわわ！そんなとんでもない笑待たせてしまうかもしれないですけど気ままに更新していきますー (2023年1月18日 22時) (レス) id: 9e20368090 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - めちゃ面白い。続きまってます！！ (2023年1月11日 21時) (レス) @page41 id: 6539e90d25 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ(プロフ) - ユメさん» ご め ん な さ い。外したと思ってたらついてました。今度こそ外したので！！ (2022年12月2日 18時) (レス) id: 9e20368090 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ - お り ふ らついてますよ (2022年12月2日 6時) (レス) id: 5e9fc6e37a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうひ | 作成日時：2022年11月22日 23時
