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やば、寝てた。
焦って起きると日は沈み始めていた。すぐに終わらせないとマキマちゃんたちが、
「これが建設物損壊の始末書で……これが…悪魔の死体利用の確認…」
そんな声が聞こえて思わず口をばっと塞いだ。
もう来てるじゃん…！！！っていうか匂いで私いるの知ってるでしょ！！マキマちゃん悪趣味！！
不幸中の幸いだったのか私の位置からだとマキマちゃんたちが目視できなかった。多分マキマちゃんたちからもこちらは見えていないだろう。
「あと…これは国土交通省からだ。これはこことここにハンコ」
デンジの声は聞こえずトントンと判子を押す音とマキマちゃんの声だけが聞こえる。
「書類ばっかで嫌だね。コウモリの悪魔を倒したのに悪い事したみたい」
マキマちゃんが気を使って話しかけるがデンジは答えずに少しの沈黙が流れる。
「デンジ君。何か悩みでもあるの…？」
「俺ぁ…俺はずっと追いかけていたモンをやっと掴んだんです。でもいざ掴んでみるとそんなモンは…俺が思っていたより大した事なくて……もしかしたら…これから俺がまた何か違うモンを追いかけて掴んだ時もっ追いかけてた頃の方が幸せだったって思うんじゃねえのかって…」
デンジがやっと口を開いたと思ったらくっそくだらない事をさも大事なことのように話し出した。
いや、デンジにとっては本当に大事なんだろうけどさ。
「そんなの…糞じゃあないですか…」
「…デンジ君はなんの話をしているの？」
「初めて胸をもんでみたら大した事なかったって話です…」
いつもより元気がない言葉でそういうとふん……と小さくマキマちゃんの声が聞こえた。
次の瞬間大きな音が聞こえた。多分デンジが印鑑を落とした音だろう。
「デンジ君えっちな事はね。相手のことを理解すればするほど気持ちよくなると私は思うんだ。」
「相手の心を理解するのは難しい事だから最初は手をじっくり観察してみて……指の長さをどれくらい……？手のひらは冷たい？温かい？耳の形は？」
うん、えっちすぎるっっっ！！声だけでもうやばいよ。耳が妊娠するってこういう事なんだね。初体験だよ。
「指を噛まれた事はある？」
「かまっ…」
「覚えて」
「デンジ君の目が見えなくなっても私の噛む力で私だってわかるくらいに覚えて」
ギシっと椅子が軋む音が聞こえた。
「覚えました……」
そしてデンジの叫び声とガタンと椅子が倒れる音が聞こえた。
マキマちゃんの胸もんだな…許すまじ
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？ - 救済…！天使くんやパワーちゃん、ガルくんが死なないと…！？ありがとーございます…！ (2023年2月2日 19時) (
レス) id: 16f178a420 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ(プロフ) - ゆなさん» わわわ！そんなとんでもない笑待たせてしまうかもしれないですけど気ままに更新していきますー (2023年1月18日 22時) (レス) id: 9e20368090 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - めちゃ面白い。続きまってます！！ (2023年1月11日 21時) (レス) @page41 id: 6539e90d25 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ(プロフ) - ユメさん» ご め ん な さ い。外したと思ってたらついてました。今度こそ外したので！！ (2022年12月2日 18時) (レス) id: 9e20368090 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ - お り ふ らついてますよ (2022年12月2日 6時) (レス) id: 5e9fc6e37a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうひ | 作成日時：2022年11月22日 23時
