＊ ページ25
連れてこられたのは、この間も来た図書室のような場所だった。
そして今日ここではデンジとマキマちゃんの大事なイベントがあるのだ。
「え〜っと、ざっと十五枚ほどなので多分すぐ終わると思います。」
「そうですか、ならすぐ終わりそ……うになさそうです。」
15枚ほどと言われたが判子を押すだけのものは2、3枚ほど。そのほかは筆記のものばかりだ。
夕方には終わらせないと。デンジ達が来ちゃうからね。二人でイチャイチャするのは許せないけど、大事なシーンだから部外者が邪魔するわけにいかない！！
「ここにあるファイル今までの報告書がまとめてあるので、これを参考にしてください。筆記用具はここに置いておくので、好きなように使ってください」
そういわれて、ファイルとシャーペン、消しゴム、印鑑を置かれた。
あれ、これ、まるで一人でやれって言われているような…
「小泉ちゃんも一緒にやりますよね？」
「え、あ。マキマさんから聞きませんでした？一人でやらせるって…私説明するだけでいいって言われてたんで、この後も普通に仕事ありますけど…」
「…………へ？」
驚きすぎてすごく間抜けな声が出てしまった。すぐに我に返り、分かりましたと伝える。
マキマちゃん一言もそんなこと言ってねえ。でも二人でやるとも言ってねえ。勘違いかよ〜
「じゃあ、私はこれで。報告書書き終わったら私のところに提出お願いします。先ほどのオフィスに
大体いるんで。」
「あ、時間とかは？」
「こう見えて、ここなかなかのブラックですよ？私は社畜なんで24時間にオフィスにいますよ。」
と言われ、苦笑しながらお疲れ様です。と言ってお辞儀した。
頑張ってくださいね〜！と言って小泉ちゃんは部屋を出て行った。
さてと、頑張るか。
黙々と作業を続けること、二時間。
やっと5枚終わった…
すごく小難しいことばかりで、ついこいつは何言ってるんだと言いたくなりそうだった。
っていうか、のどかわいなあ。でも飲みに行くのめんどくさいな。
少しだけと思って携帯を開いた。
特にすることもないし、Spotifyはないわ、YouTubeもないわで。前の世界がどれだけ便利だったかを思い知らされる。
携帯を閉じて机に伏せた。一度集中すると自然に切れることはそうそうないが、切れてしまうとなかなか気持ちが入らない。
時刻は三時半ごろだろうか、今日はいい天気で日差しが暖かい。
瞼を閉じて考え事しているといつの間にか意識を手放していた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 141人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
？ - 救済…！天使くんやパワーちゃん、ガルくんが死なないと…！？ありがとーございます…！ (2023年2月2日 19時) (
レス) id: 16f178a420 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ(プロフ) - ゆなさん» わわわ！そんなとんでもない笑待たせてしまうかもしれないですけど気ままに更新していきますー (2023年1月18日 22時) (レス) id: 9e20368090 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - めちゃ面白い。続きまってます！！ (2023年1月11日 21時) (レス) @page41 id: 6539e90d25 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ(プロフ) - ユメさん» ご め ん な さ い。外したと思ってたらついてました。今度こそ外したので！！ (2022年12月2日 18時) (レス) id: 9e20368090 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ - お り ふ らついてますよ (2022年12月2日 6時) (レス) id: 5e9fc6e37a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆうひ | 作成日時：2022年11月22日 23時
