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ヒルの悪魔は完全にプッチンしたらしく、足か手か分からない触手を私に振り下ろしてきた。
その触手を避けて、触手を伝ってヒルの悪魔の体の上を走った。背中の方では狼の悪魔が嚙みついた跡があり狼は頭の方を狙って走っていた。
私達を鬱陶しく思ったのか体から払いのけようとしたので、ザクっと刀を刺して滑り台をすべるように重力に従って落ちていった。
私は地面に綺麗に着地し、ヒルの悪魔を見ると。私が通ってきた場所は足跡のように刀でぱっくり割れていた。
「うっわ…痛そ」
私は思わず身震いした。さっきからヒルの悪魔は叫びすぎて声枯れてきていた。
辛そうだなあ。狼の悪魔と私ならいますぐにでも首ちょんぱで逝かせてあげられるけど。それだとアキのコンが見れないからな…
そう思って考えているとヒルの悪魔は私の方に向かってきた。狼の悪魔から逃れるためか、はたまた怒りでこちらに寄ってきたかは分からないが私は歩道に立っている影を見て叫んだ。
「アキ！！」
そう叫ぶとバクっと大きな狐の悪魔が地面からやってきた。
あっぶな。あと数センチで狼の悪魔と私は巻き添えを食らっていた。すぐさまアキはデンジに肩を貸して救急車に乗せようとしていた。
私は狼の悪魔に礼を告げ、パワーの元に駆け寄った。
「パワー、大丈夫そ？」
「…指も動かせん。」
「そっか、血を上げたら回復するんだっけ？」
「、あ、ああ？」
私は上着のボタンを外して上着を脱いだ。ワイシャツの袖を捲って飲む？と差し出すとすごく困惑した様子だった。
「それとも口移ししようか、？」
「じ、自分で飲めるっ！」
冗談で言うと割とマジの方で焦っていたので面白かった。パワーの口の前に腕を持っていくとガブっとかまれた。
力が入らないのか最初の方は優しく嚙むだけだったのに血を吸うにつれどんどん噛む力が強くなっていった。
「ちょ、パワー飲みすぎ、、」
頭が若干くらくらして、体温が上がっていくのを感じた。パワーはすっかり回復したようで上体を起こしてウヌの血は美味かった！と言っていた。
テンションたかいし、回復すんの早いし。
アキーと呼ぶと、血が垂れている腕と元気になったパワーを見てひどく困った顔をしていた。
包帯を巻かれた腕を見て、ワイシャツの袖を下した。
デンジの病室に向かうと窓の外を見ながらむしゃむしゃとリンゴを食べていた。
「やあ、デンジクン。無事かい？」
あえてクンの部分を強調して話しかけた。
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？ - 救済…！天使くんやパワーちゃん、ガルくんが死なないと…！？ありがとーございます…！ (2023年2月2日 19時) (
レス) id: 16f178a420 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ(プロフ) - ゆなさん» わわわ！そんなとんでもない笑待たせてしまうかもしれないですけど気ままに更新していきますー (2023年1月18日 22時) (レス) id: 9e20368090 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - めちゃ面白い。続きまってます！！ (2023年1月11日 21時) (レス) @page41 id: 6539e90d25 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ(プロフ) - ユメさん» ご め ん な さ い。外したと思ってたらついてました。今度こそ外したので！！ (2022年12月2日 18時) (レス) id: 9e20368090 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ - お り ふ らついてますよ (2022年12月2日 6時) (レス) id: 5e9fc6e37a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうひ | 作成日時：2022年11月22日 23時
