117、同盟 ページ39
現れた男の話をまとめると、あれは他のプレイヤーの念の仕業らしい
このゲームにはカード化限度枚数というものがあり存在できるカードには数に限りがある。つまりプレイヤーが増えれば増えるほど限りあるカードが自分に回ってくる確率が下がる
逆に言えばプレイヤーが減れば減るほど、カードの配分が増えるのでさっきみたいに人を殺して自分を有利にしようとする過激な連中が増えているのだ、と
ある程度説明を終えると、男はこう切り出した
「俺達と組まないか？確実にゲームクリアできる方法がある…！」
そう言われて3人で顔を見合わせる。オイシイ話過ぎて少し怪しいけど、情報はたくさんあった方がいいと結論を出して話だけでも聞きに行くことにした
広場に行くと、私達と同じ新規のプレイヤー数名が腰を下ろしていた。その中の代表者らしき一人が私達が合流するや否や説明をし始めた
「呪文カードは全部で40種類。攻撃型、移動型、防御型などさまざまだ」
メガネのお兄さんが説明してくれたけど、その人の顎の長さに気を取られて半分くらい聞いてなかった
まぁ、要は俺たちと組めばあと3ヶ月でクリアできる。報酬は2億円くらいになるがな。ハッハッハ
ということらしい。あ、最後の笑い声はただのアドリブなんで気にしないでね
この人達と組むのかなーとゴンの方を見ると、ゴンはちょっと不機嫌そうな顔をして言った。
「オレはいい。自力でプレイするから」
あれ、なんで怒ってるんだろ。スタスタと広場から出て行くゴンの後に続いてキルアも言った
「リーダーがそう言うんでね。オレもパス！」
『え』
2人があっという間に行ってしまい、一人ぽつんと残された。広場な集まった人々の視線が私に集中する。
「お前はどうするんだ？」
最初に私達に声をかけてきた男の問いかけに私はフッと笑ってこう答えた
『ふっ、あの子達にはしっかりした私が付いていないとダメだか______ゴフッ！！』
だから仲間になることはできなぁい！！そうカッコ良く言おうとしたのに背中に何かがぶつかってきて、前に倒れこんだ。薄々感づいてはいたけど、後ろを見るとキルアが私を見下ろしていた
「何、立ち止まってんだよ。さっさと行くぞ！」
『今行こうとしてたんだけどな！』
そのままズルズルと引きずられて広場からフェードアウトした。ねぇ、最近私の扱い雑じゃね？
“同盟”
(自力でクリアするから必要ないです。あ、私じゃなくてゴンが)
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ナオミ(プロフ) - 7年経って愛を叫びます (2022年8月20日 22時) (
レス) @page32 id: 835501e0e8 (このIDを非表示/違反報告)
あのね - 私も乗って2年経った今愛を叫ばせて下さいありがとうございます作者様大好きです。 (2022年2月20日 0時) (レス) id: 453c535205 (このIDを非表示/違反報告)
春(プロフ) - すごい五年経った今愛を叫ばせてください大好きです (2020年2月8日 17時) (レス) id: 9f43f80fe7 (このIDを非表示/違反報告)
亜美(プロフ) - Mizさん» ありがとうございます！！光栄でございます(*ﾟ▽ﾟ*) (2016年10月23日 17時) (レス) id: e1e6319445 (このIDを非表示/違反報告)
Miz(プロフ) - ほんと面白い！笑 (2016年10月17日 19時) (レス) id: 05c76846ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜美
| 作成日時：2015年5月2日 10時
