116、呪文 ページ38
天から降ってきた女神……じゃなかった、変な男はどうやらグリードアイランドで使える呪文を唱えて、私達がいるこの場所に来たらしい
そして、キルアにそれとはまた別の呪文を唱えて去っていった
確か……あの人は呪文を唱える際、“
『キルア、大丈夫？』
「あぁ、今んとこはな。殺傷能力のない呪文かもしれねーな」
ゲーム内の魔法なら俺らも使えるようになるわけだし、とりあえず街を目指そうぜ
そして歩いて20分後、私達は懸賞金の街アントキバという所に着いた。ここでは色々なものに懸賞金がかかっていて、その懸賞金がゲームのアイテムになっているみたいだ。
中でも4日後に開催される月例大会の優勝賞品に目がいった。月例大会だから年に1度しかそのアイテムを手に入れる機会はない。今日は9月11日。4日後に9月のジャンケン大会が行われるのでそれまで情報収集や懸賞品集めをすることになった
『え、巨大パスタ完食の懸賞品がアイテム？』
情報収集と腹ごしらえと懸賞品の為に入ったレストラン。どうやら完食すると懸賞品がもらえるらしい……が
「うん、三人分注文するね」
『ちょっと待てゴン。無理に決まってるだろ』
いや、私だって決して少食ではないけどね！？あんな大量のパスタ食べたら胃がもたれるわ
結局、二人は巨大パスタを綺麗に平らげた。絶対胃袋と食べた物の体積が比例してないと思うんだけど、まぁ気にしたら負けだね
あ、私は普通のパスタを食べたよ。普通サイズって素敵
しばらくしたら店員が賞品のカードを持ってきてくれて、2人はそのカードをバインダーに閉まって店を後にした
少し歩くと街の広場あたりが少し騒がしく、様子を見に行ってみることにした。そこで目に入ったのは、私達と一緒に雇われてゲームに入っていった男の…無残な死体。内側から爆発したようだ
『……っ！！』
残虐な死体には驚いたが、私が危惧したのは別のこと……それはゴンと同じだったようで
「まさか、さっきキルアにかけられた魔法って……」
「……わからない」
キルアのこめかみから冷や汗が伝う。重い空気が漂う中、第三者の声がこの空気を遮った
「安心しな。このゲームにはそんな呪文は存在しない」
振り向くと、一人の男が立っていた
“呪文”
(知識は力なり)
(無知は即ゲームオーバーに繋がる)
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ナオミ(プロフ) - 7年経って愛を叫びます (2022年8月20日 22時) (
レス) @page32 id: 835501e0e8 (このIDを非表示/違反報告)
あのね - 私も乗って2年経った今愛を叫ばせて下さいありがとうございます作者様大好きです。 (2022年2月20日 0時) (レス) id: 453c535205 (このIDを非表示/違反報告)
春(プロフ) - すごい五年経った今愛を叫ばせてください大好きです (2020年2月8日 17時) (レス) id: 9f43f80fe7 (このIDを非表示/違反報告)
亜美(プロフ) - Mizさん» ありがとうございます！！光栄でございます(*ﾟ▽ﾟ*) (2016年10月23日 17時) (レス) id: e1e6319445 (このIDを非表示/違反報告)
Miz(プロフ) - ほんと面白い！笑 (2016年10月17日 19時) (レス) id: 05c76846ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜美
| 作成日時：2015年5月2日 10時
