112、選考会 ページ34
9月10日
早いものでグリードランドのプレイヤー選考会が始まった
ちなみにミルキーさんは結局オークションでこのゲームを競り落とすことはできなかったらしい。
もしこの審査で落ちたらミルキーさんのグリードランドでゲームに入ろうと思ってたのにな
完全な人任せですが何か?
そんなことを考えていると、ステージに審査員と思われる人物が現れた
懸賞金ハンター。ツェズゲラ
一ツ星の称号を得ている実力者だ
……って、さっき隣のおっさんが言ってました。え、私がそんな情報知ってるわけないじゃないですか
「では早速審査に入る。1人ずつステージの上で“練”を見せてもらう」
32名。合格者が出た時点で審査は終了する
そう言うとツェズゲラ氏はステージの向こう側に消えていった。同時に審査がスタートした
『え、二人とも行かないの!?先着順なんでしょ』
慌てて立ち上がった私を他所にゴンとキルアは椅子に座ったままだ
二人のとっている行動が理解できなくて、1人オロオロしていると二人の後ろに座っていたおっさんと目が合った
「ククク、お嬢さんもダメな連中と同じかぃ?」
『え?』
え、初対面の人にダメ出しされたんだけど
「ゲームについてちゃんと下調べが済んでいて頭を普通に働かせれば、順番を競って並ぶ意味などないことに気付きそうなもんだが」
『ふっ、それなら私が気付かないのも仕方ない。何故ならゲームのことをまったく調べてないからな!』
「A、俺らまで馬鹿に見えるから黙ってろ」
仕方ないじゃないか。私、予習とか苦手なタイプなんだよ
おっさんの話をまとめると、プレイヤーの空席を幾つか残しておきたいから、この選考会では32名も合格者が出ないということだ。
「そこのお嬢さんはダメかもしれねーが、そっちのボウズは見込みがあるな」
『…服溶かしますよ?』
二度目のダメ出しとか!
裸でテスト受けることになってもいいんだな!?いいんだな!?
……まぁ、いいや。
ちらりと横を見ると、ゴンは自分の右手に念をためて集中していた
ゴンもまた自分で考えた理由で、先着順ではないと判断したらしい
そんなことを話しているうちにだいぶ人が減ってきて、ダメ出ししてきたおっさんは立ち上がってステージに入っていった
“選考会”
(緊張で吐きそう……)
(Aでも緊張することあるんだな。馬鹿なのに)
(キルアは私をなんだと思ってるんだ)
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ナオミ(プロフ) - 7年経って愛を叫びます (2022年8月20日 22時) (レス) @page32 id: 835501e0e8 (このIDを非表示/違反報告)
あのね - 私も乗って2年経った今愛を叫ばせて下さいありがとうございます作者様大好きです。 (2022年2月20日 0時) (レス) id: 453c535205 (このIDを非表示/違反報告)
春(プロフ) - すごい五年経った今愛を叫ばせてください大好きです (2020年2月8日 17時) (レス) id: 9f43f80fe7 (このIDを非表示/違反報告)
亜美(プロフ) - Mizさん» ありがとうございます!!光栄でございます(*゚▽゚*) (2016年10月23日 17時) (レス) id: e1e6319445 (このIDを非表示/違反報告)
Miz(プロフ) - ほんと面白い!笑 (2016年10月17日 19時) (レス) id: 05c76846ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:亜美 | 作成日時:2015年5月2日 10時