第11松 ページ12
寝室でうなだれていた。
どうしていいのかわからない。
あれがAなのはもう確信しているし、
今まで通りに猫にしてるみたいにやればいいってこともわかってる。
でも、猫として意識なんてできるわけない。
手や足があって、表情がはっきりしていて、しゃべって。
人間の体で甘えてきて、あんなの…
「一松?ちょっといい?」
寝室の扉が開いて、チョロ松兄さんが中に入ってきた。
その顔は少し怒っているようにも見えた。
じ、っと顔を見ていると、兄さんの口元が緩んだ。
「あの子にとって、頼れる人間は一松だけなんだよね」
「は…?」
「きっとびっくりしてると思うよ、あの子自身も。でもああなってしまったからにはもうようがないだろ?この中であの子の扱い方を知ってるも一松だけだよ、この意味わかる?」
お前が守らなきゃどうするんだよ、一松。
そのとき、居間のほうから物音がした。
「ふあぁあ!やー!や…っ」
それと同時に、Aの声も。
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ピエロ - ヤバい。この一言に尽きます。 (2016年1月31日 14時) (レス) id: f72c683019 (このIDを非表示/違反報告)
Rei ☆ ミ - ヤバッ!!猫耳夢主とかチョー↑萌える (2016年1月15日 23時) (レス) id: 55b3e272b5 (このIDを非表示/違反報告)
無音 - おいしい( (2016年1月6日 2時) (レス) id: 274463ee26 (このIDを非表示/違反報告)
カノLOVEにこにー - え、めちゃくちゃ神作( ・_・ )更新頑張ってください!! (2016年1月5日 9時) (レス) id: 694daa01c3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきっち - わぁああああ////一松ヤバイです大好き!!トド松も好きだぁ〜!更新頑張って下さい! (2016年1月5日 1時) (レス) id: ee1b30da71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:せいや | 作成日時:2015年11月15日 15時