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改めてハナエと向き合い見ててと一言残す
モワッとしたモヤが全身を覆い、それを手でひとはらいすると覆っていたものは散霧した。
そこから現れるのは普段からハナエが目にしている女子制服姿のA
『改めて…僕はこの地を治める者、セイレーンとハルフゥの血を持つ妖怪…A。宜しくハナエ』
芦「えっ…あっ、はい！！こちらこそ」
何もそんなに緊張しなくても良いのに…
おもわず笑みがこぼれた
それから差し出した手をギュッと握って握手をするハナエに、隣で見ていた立法が近付くと
立「うーーん。うん、だめだね。君は奉公人辞めたほうがいいよ」
笑顔でそう言い切った
僕の手から温もりが離れて、ひんやりとした空気が伝う
まるで今の状況を指し示すように。
『立…待っ』
立「それにその子……人間でしょ？」
僕の声が届かない
そう思いざるを得ない立の雰囲気にぞわりと肌が震えた
真剣な、と言うよりも何かを思い出すような表情で笑みを消し去っている
きっと、あの時のことを思い出しているんだ
『イツキ……僕…立が怖い、かも』
晴「…そうだな。何を考えてるかわからない、が、ハナエは辞めさせねえよ」
『？？』
僕が問おうとした矢先「妖怪人間的な妖怪なんです！！」と訳のわからない声が横切った
妖怪人間？ハナエが？
何の冗談を…立くらいの権力者ならば見抜けるのだから観念すればいいのに
それを理解しているイツキは嘘偽り無く立に人間だと言った
そこから始まるのは定番の言い合いで…
立「イツキは少々変わったね、A」
『そうかも。……ねえ立法』
立「何だい？」
『彼の名前知ってる？』
立「ハナエ、とだけしか聞かないね」
僕はひと呼吸おいて口を開いた
風がまるで僕の声を何処かに連れて行くようにサアッと吹き抜け、髪を揺らした
『彼ね、芦屋……芦屋花繪って言うんだ。』
驚きの色を含んだ立の顔
先程の風で何処からか流れて立の髪に付いた葉に手を伸ばした
そう。芦屋花繪はこの葉の様にどこからとも無く現れて、今もこうして私達に付いている…
過去を知るものと知らないもの
ハナエは僕達のことを知った時この葉の様についていられるのだろうか。
僕は立の髪に付いた葉をそっと払い落とした
僕達に深くまで関わらなくていい。
そう思いながら
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氷夜猫(プロフ) - 凛歌さん» 返信が遅れて大変申し訳無い！;;暖かなコメ有難う御座います！まだ見ていて下さるのならばこれからも何卒宜しくお願いします！ (2017年10月15日 10時) (
レス) id: 733ee73110 (このIDを非表示/違反報告)
凛歌 - 友達から勧められて読んでみたんですが、とても面白かったです！更新頑張ってください！！(^^)y (2017年8月8日 16時) (レス) id: bd63f33454 (このIDを非表示/違反報告)
氷夜猫(プロフ) - 翔也さん» 暖かなコメントを有難う御座います！確かにあまり知られてないですよね…そのお気持ち分かります(´ー｀*) (2017年5月20日 15時) (レス) id: 733ee73110 (このIDを非表示/違反報告)
翔也(プロフ) - モノノケ庵なのじゃぁぁぁぁ！！面白いです！更新頑張って下さい！僕の周りにモノノケ庵知ってる人少なくて悲しい. : * ~ * : . _ . ( 寂 ´ ・ ω ・ ` 、 ) ｼ ｮ ﾎ ﾞ ﾎ ﾞ ﾎ ﾞ ｰ ﾝ (2017年5月12日 7時) (レス) id: 8a71459d56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷夜猫 x他1人 | 作成日時：2017年4月1日 8時
