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立「所でA……物怪庵に変化があれば直ぐに連絡って言っていたよね私」

『……む、不利な状況下に置かれた話は耳が拒絶した。もう一度。』

立「素直でよろしい。なんで言わなかったの?って言ったんだけど…まだ拒絶してるのかい?」



再度聞いてくる立法様。

後ろに龍の化身が見える…あれは幻ですか?




イツキ達を待つ為イモリ池まで降りて一息つこうと飛び込み準備をしていたら首根っこを捕まれ冒頭に戻る。

と言うのが今の流れ
僕の体は水の流れを欲しているので、そろそろ逃げたいものだが


連絡を寄越さず、挙句に帰還がアレ(妖力枯渇)だったものだからすこぶる機嫌が悪いらしい




『み、水ぅ……僕干からびそう』

立「で?なんて言わなかったのかな。」

『忘れてた。ごめんなさい。』

立「そうだとは思ってたけど、まさか奉公人とは…」



忘れてたって言うのも半分本当なんだけど残りは奉公人と言うかバイトだから大丈夫かな…って言う……


何でも無いです。




言い訳をしていたら凄く黒い笑みを向けられたから口を噤んだ

それから数分後に釈放されてイモリ池に勢い良く飛び込んだ僕。水は極上の壱品。


水を含んだ衣服は重みを感じたけど、そんな事どうでも良くなるくらい心地が良かった
立が足を入れたことによって広がった波紋も水面に浮く気泡も美しいと思える



『えい…』


ひと救いの水を立に向けて放つ


立「おっと…何するんだA」

『足だけは勿体無い』

立「そうか、だが生憎ご本人達が到着したみたいだから全身はまた今度」

『うん』



ビチャッと音を立てて上がると、何とも間抜けな悲鳴が聞こえた気がした

イツキが立に久しぶりと声をかける一方で、ハナエが僕を指差して震えていた



芦「てててて、てん、天皇様が水から!って尾鰭が!!あれっ!?魚類!?でもさっきは羽があって…」

『僕…"りょうせいるい"だから』



イツキの眉間のシワが寄る
少し、騒がしかったらしい。いつものようにうるさいと一括した



立「新しい奉公人くん、ようこそ我がいもり池へ。Aがいつもお世話になってるね。有難う」

『どうも』

芦「えっ?」



ペコリと僕が頭を下げると大きな声を発してハナエはモジャを抱きしめた



芦「じゃああの時感じは気配は間違いじゃなかったんだ!それにコウラさんもAって言ってたし…もしや妖怪で天皇?」

『うん』

晴「こいつは2種族の血が混じった妖怪だ」





またハナエの絶叫が響きわたった。

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氷夜猫(プロフ) - 凛歌さん» 返信が遅れて大変申し訳無い!;;暖かなコメ有難う御座います!まだ見ていて下さるのならばこれからも何卒宜しくお願いします! (2017年10月15日 10時) (レス) id: 733ee73110 (このIDを非表示/違反報告)
凛歌 - 友達から勧められて読んでみたんですが、とても面白かったです!更新頑張ってください!!(^^)y (2017年8月8日 16時) (レス) id: bd63f33454 (このIDを非表示/違反報告)
氷夜猫(プロフ) - 翔也さん» 暖かなコメントを有難う御座います!確かにあまり知られてないですよね…そのお気持ち分かります(´ー`*) (2017年5月20日 15時) (レス) id: 733ee73110 (このIDを非表示/違反報告)
翔也(プロフ) - モノノケ庵なのじゃぁぁぁぁ!!面白いです!更新頑張って下さい!僕の周りにモノノケ庵知ってる人少なくて悲しい. : * ~ * : . _ . ( 寂 ´ ・ ω ・ ` 、 ) シ ョ ホ ゙ ホ ゙ ホ ゙ ー ン (2017年5月12日 7時) (レス) id: 8a71459d56 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:氷夜猫 x他1人 | 作成日時:2017年4月1日 8時

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