お人好しな彼女は好かれます

お人好し彼女と漫才師と教師と詐欺師 ページ9

Aside


「A､俺だ。」

『お父さんですか？』

「そうだ。今すぐ俺の口座に振り込んでくれ」

『分かりました！』

簓「Aちゃん､騙されとる」

『え？』

簓「詐欺や詐欺！」

『詐欺なんですか･･･やられちゃいました』

零「ダメだなぁ､少しは疑わねぇと」


何でもすぐに信じてしまうしからオオサカの皆で騙されないようにと練習していたのに

つい騙されてしまう


零「何でも手助けするわ人を信じるるわ
Aちゃんは俺達詐欺師からしたらいいカモだぞ」

『ですよね･･･私の性格上どうしてもこうなってしまうんですよ･･･も､もう一回！』

零「良いぜ」

簓「今度は騙されんようにな」

『はい！』


「お嬢ちゃん､可愛いな。いつまでも可愛いままで居たいだろ？ならこれを使うと」

『要らないです』

簓「お？流石や」

『お世辞が通用すとでも･･･？』

簓「･･･( Aちゃん怖い。本気で怒らせたらやばそうやわ)」

零「この詐欺には騙されなかったな」

『はい､可愛いじゃなくて綺麗って言われたら騙されていたかもしれないです』

簓「何で綺麗って言われる方がええんや？」

『もう､私は20歳なので可愛いじゃなくて綺麗って言われたいんです。大人の女性になりたいので』

簓「あははっ､可愛ええな。Aちゃん」

零「だな」

簓「でも､そんな事言われても騙されないようにな。大体のは詐欺やから」

『はい､分かりました』

蘆「やばい。これって振り込まなきゃあかんのな」

簓「お前もか！！」

『あはは…蘆笙先生も私と同じなんですね』

ご報告2→←お人好し彼女とネガティブ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す