酒言葉3 青×桃

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桃side


神ちゃんに教えてもらって、ずっと来たかった神社


やっぱり流星は来たことあって、でもそんなこと本人は忘れてたらしい


そんなところも流星らしいな、なんて


俺以外と先に来てたことを知って少し落ち込んでもうたけど、そんな俺を見て流星が焦ってる姿を見て


あぁ、俺って愛されてるな


なんてことを思ってまうから、最近は流星の過去の人たちに怯えることも減ってきた


そりゃあ、まだまだ負けてるかもって思うことはあるよ？


でも、こうして流星が焦ってるところ見たり、たくさん流星からの愛をもらって、少しずつだけど自分に自信を持つようになってきた


お賽銭投げてチラッと隣を見れば俺より先に手を合わせてる流星


こうやって率先して動く流星も俺の前だけやもん


そう思いながら俺も手を合わせる


"流星がこの先もずっと俺だけを見ててくれますように"


"流星の心の矢印が俺以外に向きませんように"


"流星の中でずっと一番可愛い子で居れますように"


欲張りな願いやけど、これ以上好きになれる人なんておらんから


絶対に離れたくないって願いを込めて手を合わせる


自分が満足いくまで心の中でお願いして顔を上げると


青「やっと顔上げた笑」

「わっ！み、見てたん！？」

青「当たり前やん。望より先に終わってもうたんやから」


うわぁ、恥ずかしすぎる…！！


たくさん願い事してるんバレてもうたやん


青「ほんで？なにお願いしたん？」

「お、教えへん！！」

青「なんでやねん笑 ええやん、教えてくれても笑」

「嫌や！絶対に教えへん！」


こんなん言える訳ないやん


きっと教えたら俺の欲しい言葉かけてくれるんやろうけどさ


それでも恥ずかしいから嫌やねん

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