【魔d!】召喚した悪魔が魔ジでしつこい【rd】2

49話 ページ2

sho「チーノ！？」


そう、チーノさんだ。


ここぞとばかり声を張り上げ、手を上に上げるチーノさん


………我々師団とアスレ師団に狙われるなんてゾム君モテモテー


cn「聞き捨てなりませんラッダァ先生！！ゾムさんとAさんに先に目をつけていたのは…

僕たち我々師団です！！ゾムさんたちには僕らの仲間になってもらいます！！」


私もかーい！


シャオロン君の肩に手をおき、堂々とそう言い張るチーノ君


でも実際私に先に目をつけたのはラッダァ先生なんだけどね


rd「お〜〜なんだオメー」


勿論、先生はそんなチーノ君につっかからない訳がなくて…


rd「1年生剥奪戦はまだ解禁されてねーぞ？さてはオメー例のルール違反上等不届き師団だなぁ？」

cn「先生だって抜け駆けしてるじゃないですか！！」


二人の張り合いに目をくれず、蜂を追いかけるゾム君


いいなぁ、好奇心大勢の人って…呑気で


私なんて汚れるの嫌だからいつ逃げるかを考えてるよ


cn「僕らの下僕を増やす計画を邪魔しないでください！！」


sho「帰れ」


もう言っちゃったね、本音


それからも二人は言い争いをやめない。


それを目にしたゾム君は、不思議そうに二人を見たあとに


zm「なんかよぉわからんけど…


ぐだぐだ言ってないでみんなで遊んだらええやん。その方が絶対楽しいで！！」


そう言ってヘラリと笑った


…

..

.


スタート地点に並び、開始と同時に開く門の奥を凝視する


はぁ〜来ちゃったよぉ…嫌だなぁ、嫌だなぁ


ゾム君は楽しみと言うように舌舐めずりをし、
シャオロン君とチーノ君はやってやるぞと熱が入っている。

……ラッダァ先生は普段通り。余裕なようだ

私はもう、これから死ぬというような真っ青な顔をしている


あ、良いこと思い付いた。


ラッダァ先生がアスレやってるときに逃げれば…


rd「あ、Aは俺より遅くても早くてもゴールしなきゃ強制入団な」


『私に人権をくださいッ！！』


勝手過ぎるよ…


cn「僕かシャオさんが勝ったらゾムさんとAさんは我々師団に入ってもらいます！！その代わりラッダァ先生が勝ったら」
rd「あーそういうのいいから」


cn「え？」


心底どうでもいい。そう言いたげな適当な返事をするラッダァ先生


……この後の結果が見えているようだ


rd「まさかお前ら。このアスレチック師団の俺に…






本気で勝てると思ってんのか〜〜？？」



その言葉と同時に、スタートを合図する門が開いた

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