【魔d!】召喚した悪魔が魔ジでしつこい【rd】 (ページ35)

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33話ページ35

私達の目の前には、頬を赤くしたトンを強く抱き締め、涙するトントンがいた

ど、ドラマだぁ…

tn「お前…ッ俺を…守ろうと…！？

無茶しやがって…馬鹿野郎…ッ！！」

そんなのお構い無し

シャオロン君はトントン君にボールを当てた

「トントンアウトー」

トントン君…今、トンの犠牲が無駄になったよ

ﾌﾞｴ「ちなみにボンベも危険行為で外野行きだ」

zm「当ててへんのに…」

『ゾム君。これは当たり前』

ちぇ、っと渋々ラインから出ていくゾム君

そして、殺意を向き出すトントン君……

勝たなきゃいけないのになんでこうなるの…

…
..
.

tn「Aーｯ！！！下手やからってもう容赦せんぞ！！Aチーム全員皆殺しや！」

『と、トントン君ご勘弁を…！』

私とシャオロン君、相手はウツ君で2対1になった今

外野にいるトントン君は、私をしっかりとターゲットにしていた

……しかも、思いきり投げる気満々

tn「死ねェエエエｯ！！！」

『っ、…！』

トントン君の投げたボールは、恐ろしい速さで私の腹部に飛んでくる

っ、やっぱむり…！これキャッチしたら手が汚れる…

"rd「汚れるから嫌だ？ほーん、なるほど。でもさ、

当たってもどうせ汚れるんだよ？ならキャッチした方がメリットあるだろ。キャッチしたら汚れるけど外野に行かない。キャッチしなかったら汚れるし外野行き

Aなら、どっちを選ぶ…？」"

練習中に言われた言葉を思いだす

ｯ、！そんな分かりきった質問、しないでくださいよ

『キャッチするにｯ、…決まってるでしょうがァア！！！』

tn「ンなｯ…！！」

お腹に当たる直前。

自分の両腕を内側に曲げ、しっかりとその手で掴み取る

っ、押される

ヤバイ、押し負ける…！！

"rd「無理矢理でもアスレ師団に入れるから。

ま、Aは強いから負けるとは思ってないけど」"

『ｯﾂ、！！しゃア！！！！』

sho「はっ、トントンのボールを受け止めた！？」

確かにこの手に納まったボールを見て、口角を上げる

『この勝負、私の勝ちｯ！！』

そのまま、強い力を込めてボールをウツ君に投げた