【魔d!】召喚した悪魔が魔ジでしつこい【rd】

18話 ページ20

sho「〜♪」


『機嫌いいねシャオロン君』


sho「あったりまえやろ！！だって、だってあの人に褒められたんやで…！？」


『うん、良かったね』


シャオロン君はあの後...頭にポンと手を置かれ褒められたのだ


そりゃあ機嫌が良い


sho「せや、今日はクラス分けやで！俺はどうせ問題児クラスやから真面目なAとは別れると思うけど…それでも仲良くしような！」


『！シャオロン君が良いなら…！』


シャオロン君、優しいな


それに友達、ってことだよね…？


私は嬉しくて口角を上げる



さぁて、私のクラスは…


クラス分け表に目を運ぶ




Dクラス

A
トントン


…ほっ、どうやらトントン君とは同じクラスらしい。


他にも居ないかなと更に下に視線を向ける



ウツ
シャオロン
ゾム


あ、ウツ君も…


ん？



自分の目を疑い、擦ってもう一度クラス分け表を見る


ウツ
シャオロン
ゾム


………シャオロン君




sho「なんでや！！俺ごっつい問題起こしとったやろ！！」


知 っ て た



その後もヤダヤダと駄々をこねるので、トントン君がクラスに連れていった


……なんやかんや



『皆一緒じゃんっ…！』


フフ、と笑みが溢れる




"「お前の創り上げて来たものは全て私のものとなったよ」"


『っ、…！？』


後ろからそんな声が聞こえ、ガバッと振り返る


……トラウマのせいだ



"「お前のイバショは私の物だ」"



『ｯ、！！』


………信じちゃダメだ



どうせ、都合が悪くなれば手のひら返されるんだ


裏切られるんだ


人間はそういう生き物なんだから


なんで忘れてたんだろ


誰も信じられない、汚い生き物。




…

..

.



ﾄﾞｶｧﾝ!!


大きな音が学園に響いた


なに、何事！？爆発！？


音の方向へと足を早める



…！ま、まってこの先ってシャオロン君達がいるDクラスじゃ…！



『三人ともｯ！大丈夫！？』


いてもたってもいられなくなって、走ってDクラスに入り込んだ




「ゾムでーーーす！！オレのクラスここで合ってるぅ！？」



『………』



不味い。直感で分かる。





＿＿＿＿私はこの人が苦手だ

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