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時は過ぎ、夕暮れ。
彼女と歌舞伎町巡りなど久々に女の子らしい
事をしてこれから行うことなんてすっかり
忘れていたのだ。
はっとした時、日は落ち、ネオンの街が目の前に広がる。毎年来る度に見る光景だが、
今日はいつもより街が騒がしい。
声のする方へ行くと、酔っ払い共が誰かに
呼びかけている。
「にぃちゃんやるねぇ！」
「こりゃ店は赤字だなァ」
「うちの店に来ないといいが、、」
何やら最近何分以内に食べれば無料！
と店を人気にしたいがための企画が
流行っているらしい。そこにとんでもない
猛者が出たらしく賑わっているのだ。
そんなに凄いのは誰かと店を除き唖然とする。
あのアホ毛、あのチャイナ服、
あのサーモンピンク。
『あ、神威』
ふと口から漏れてしまったその一言を
聞き逃さなかった誰かは大声で、
「この嬢ちゃんこの男知ってるらしいぞ！」
「神威、って言うのかい？なかなか豪勢な」
そして、ラーメンを片手に男は振り向く。
やべぇ、超やべぇ。
神威は鈍感だから、私と気付かず
私を牢獄に入れるかもしれない。
そう考えると悪寒が走り、全力で吉原の街の
エレベーターを降りた。
「Aが居た気がしたんだけど、、？」
ダッシュするとある女が私を捕まえる。
『ぎっ！？』
「A、いつもより遅れておる。
何があったんじゃ」
煙管を吸い少し心配げな顔でこちらを見る月詠
しかし、私が友達ができたと言うととても
嬉しそうな顔をした。
「そうか、お主は男の格好ばかりで、
女友達なんて殆どおりんせん。
良かったな、A」
『ありがとう。月詠』
そういいわたしは立ち去る。
そして、月詠が用意した私専用の客室へ
向かう。そこにしばらく座っていると
男が私の部屋の上に札をかける。
それが合図だと言うように、男は私の横に
腰掛ける。
『ようこそ、旦那様
申し訳ないのですが、うちはまだ廓に
なれとおりんせん。
よろしゅう』
男は少し悦に浸りながら
「それは初物ということか？
それは楽しいぞ」
『旦那様、私実は最近の流行りのおなごに
興味がありまして、、』
「ああ、お主はならなくて良いと思うぞ。
実はな、ツンデレと言うものが流行っている
らしいぞ。まあ、お主のような初々しい女は
分かるまい」
女中が天麩羅を持ってきたと合図を打つ。
『へぇ？私はヤンデレなんですけど、
あなたはマゾかしら？』
天麩羅と称したお盆から小刀を取り、慣れぬ
手つきで刺し殺そうとした。
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アイリス(プロフ) - 続き待ってます！ (2021年8月20日 21時) (
レス) id: 45e9dfc0f9 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 真由さん» うぁぁ、ありがとうございます！他の表現で書こうとして諦めてそのままだった覚えがあります。気づいて報告して下さるなんてとても心優しい方ですね、違和感感じさせてしまいすみません！ (2019年4月26日 21時) (レス) id: ffd4c8541f (このIDを非表示/違反報告)
真由(プロフ) - すいません。８話め 頭抱えて笑うじゃなくて腹を抱えて笑うじゃないでしょうか？ (2019年4月26日 20時) (レス) id: 4fa1d4dcbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さや | 作成日時：2018年11月26日 0時
