思春期編1『プラチナとダイヤ？！』�� ページ34
蓮：14歳(中3)、大介：19歳(大1)
大介side
「でへへ....//....蓮ちゃん、今日も可愛い....」
『おれー、大ちゃんのことー、だぁいすき！！』
「ふへへへ.....//もう、しょうがないなぁ....かわいすぎて、
ちゅーしてあげるしかないかぁ....//」
ぱちっ (目をあける)
っぇ.....なんだぁ......夢かぁ....(しょぼん)
蓮は、絶賛反抗期中。
だぁいすき、なんて、もう言ってくれない。
ちょっと前まで、どこに行くときも、俺を誘ってくれたのに、
誘ってくれるどころか、
どこに誘っても、来てくれなくなった！！
何でよー。
小さい頃の蓮の絵日記なんて、
(回想)
『今日はあ、だいちゃんと、だいちゃんと、
だいちゃんとぉ、』
大「蓮ちゃん？だいちゃんと、だけじゃ、何やったかわかんないから、
何して遊んだか、書こうね？」
蓮「ん、だいちゃんと遊んだらあ、何でも楽しいから、俺にとってはー、
何するかよりー、だいちゃんといるかどうかー！」
大「深い...言ってることが深いぞ...」
で、蓮は、そおっと俺の手をひいて、
もらったばっかの蓮の1人部屋に連れて行って、
カチャ (扉を閉める)
蓮「ねぇ、だいちゃん、だいちゃんにちゅーして？って、おねだりしたら、
してくれました！って、絵日記に書いていー？」
なんて、こっそり聞いてきたなあ。
たしか、蓮が小1の夏。
ああ！可愛かったあ！
可愛かった、可愛かった、可愛かったああ！
反抗期って何なの？
反抗期という魔物よ、俺に返してほしい。
ちゅーして？って言ってくれてた、あの可愛かった蓮を、
俺に返して！
はぁ...(溜息)
もう二度とないんだろうなぁ....
今日は、いつにもまして、蓮のことを考えているのには、理由があった。
蓮は今、修学旅行中。
3日間、帰ってこない。
小学校の修学旅行の時、蓮は熱を出して行けなかったから、
親元を離れて、蓮が遠出するのは、今回が初めて。
あいつ、大丈夫かなぁ。
寝れないって、泣いてないかなぁ...
カチャ
母「あんた、電気ついてるけど、まだ寝てないの？」
大「あ、ぅん。蓮、大丈夫かなって。」
母「大丈夫でしょ、もう中3よ。」
大「俺がいないから、寝れないって、泣いてるかも！」
母「あははは！そんな頃もあったか。」
大「...母ちゃんも覚えてるでしょ？お泊り保育のときなんて、
俺がいないと号泣するから、最後まで参加したんだから。」
母「懐かしいー、」
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作者名：Aries | 作成日時：2021年8月21日 20時
