秋祭り編『お前が言うな！笑』�� ページ32
大「だめ？蓮も来たいって！チラシ見せちゃった！」
照「...見せちゃった、か....」
詰めが甘かったなぁ、蓮には秘密って言っとくんだった！
で、つないだ手を離さない2人。
照「....」
大「ひかる！Tシャツ新しくない？かっこいい！」
照「そう？今日のために、買った//」
大「似合ってるよー！」
蓮「似合ってる！大ちゃんと遊びにいくのに、ぴったりだよ！」
照「お前が言うな！」
大「何、イライラしてんの？行くよ！」
照「....今日、ずっと蓮もいんの？」
大「うん、小学生1人で回らせられないでしょ。」
照「だよなー。(...やっぱ無理かあ、キスなんて...)」
大「蓮ちゃん、どこ行きたい？」
蓮「りんご飴！」
大「2人で1個ね？蓮ちゃん、ちょっとしか食べられないから。」
蓮「うん！大ちゃんと、一緒にあーんして食べる！」
大「うん！ふふ笑」
照「...俺のやりたいこと...」
-1時間後-
けっきょく、大介は、
片手にたこ焼き。片手に蓮。
片手に綿あめ。片手に蓮。
食べ物の屋台回ってるときも、太鼓のイベント中もずっと、
手をつなげなかった...。
でも俺は、諦めてない。
中学生なめんなよ、蓮。
照「あそこにいるの、蓮の小学校の友達じゃね？」
蓮「ほんとだ！3人とも、おなじクラス！」
大「行っといで？俺とひかるは、この辺にいるから。」
蓮「うん！」
だだだだだ (友達の方に走っていく蓮)
ふん、簡単なもんよ。
あっさりと2人きりに。
蓮の焼きそばとソーセージを預かって、両手がふさがってる大介。
照「こっち持ってやるよ。」
あいた大介の片手を、
大「ヨーヨー空いてきたよ？行こ！」
つなげ...ない。
まぁ、大丈夫。俺には勝算がある。
ヨーヨーも、金魚すくいも、ボールすくいも、射的も、こいつは全部苦手。
こっからは俺が、めちゃくちゃ活躍する時間だ。
全部とってやって、絶対にかっこいいって言ってもらう！
それで、付き合うなら俺だよな？みたいな流れに、もっていく！
大「やっぱりぃ、俺、ヘタみたい...」
照「ふふ、ヨーヨー1個もとれなかったの？」
大「うん、なんでうまくできないんだろ...泣」
照「見てろよ？」
ススっ、(2人に近づくちっちゃい影)
蓮「はい！」
(500円玉をおじちゃんに突き出す蓮)
照「あれ、蓮？」
さっ、
さっ、
「おおおお！」(周りから歓声)
小さい両手いっぱいに抱えて、
蓮「大ちゃん！」
大「ぇ。それ、俺に？！」
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作者名：Aries | 作成日時：2021年8月21日 20時
