めめさく短編2 (ページ39)

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とあるタイの夜＊後編＊6 ページ39

目黒side続き

小さい佐久間くんを、頭ごと抱きしめて、

おでことおでこをくっつけたら、

今までのこと、たくさん思い出して、ポロポロと涙が出てきた。

佐久間くんが起きないように、
声を殺して泣いてたら、

いつの間にか、朝になっていた。

-翌朝-

白「佐久間くん！昨日ね、めめが佐久間くんにキスする、不吉な夢をみたの。
　
　まじで怖かったあ！

　だからね？正夢になる前に.....俺にちゅーして？」

桃「おっと、」

白「約束したもんね？俺のファーストキス、もらってくれる？」

桃「まぁ、可愛いし、子供だし、....親子的な感じで？いっかな？」

ガチャ！バン！

バタバタバタバタ
(風呂場にいためめがベッドまで戻ってくる)

黒「佐久間くんになんて、いいわけねぇだろ！！油断もすきもねーな！」

白「そっちこそ！油断もすきもない！どっから出てきたのよ！
　
　もう、朝なんだから、いい加減、自分の部屋帰って！」

黒「そのことだけど、今日はお前、1人部屋な？俺とチェンジだから。」

白「はあ？佐久間くんと同部屋は俺！...佐久間くんは、俺のもの！」

黒「お前のじゃねーよ！」

白「俺には、だっこしてあげるって、言ってくれた！ちゅーもしていいって！」

黒「ふん、俺にはね？俺には.....(まだ確信がもてないけど、たぶん.....。)

　 .....お前には教えないよ。」

白「何それ？自分だけ特別なつもり？」

黒「特別だっつーの。いや、特別になるの！これから！」

佐久間side

....何でこうなってんだっけ？

....確か、ラウが寝れなさそうだったから、
抱っこしてあげようか？っていった。保護者的な気持ちで。

でも、俺、

めめのこと好きなの気づいちゃって.....、

それで、

それで、

めめ寝てたはずだし、めめには.....
今度ちゅーして？とか.....
....自分から言っちゃったような、気がする。

......はっ！

めめ起きてたっけ？

そういえば....目が合ってたような気も.......はっず！

今日も一緒に仕事なのに......やってしまった.....//

『特別になるの！これから！』って、めめ言ったけど、

俺ら....おんなじ気持ちだったりして.....？

どんどん顔が熱くなって、
ほっぺたを両手で押さえて、
ベッドの上で、うずくまる。

黒「ね？佐久間くん、俺で...いいんだよね？」