めめさく短編2 (ページ31)

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とあるタイの夜＊中編＊2 ページ31

白「.....やっぱ、もう少しだけこのまま。

佐久間くん、俺、佐久間くんのこと守れる男になるから。もっと頑張るからね？

　 ......二十歳になるまで、俺のこと、待っててね？」

....その頃、俺は三十路ですけど？

何を待つんだろ？

白「じゃあ、お昼に約束してた、ちゅー、しよっか？」

桃「.....へっ？」

白「俺ね？ちゃんと、ちゅーだけで、我慢するよ？....偉いでしょ？」

ちょっと、待って、
さっきの、めめとのことで、既に火照ってんの。

やばいの。今は。

てか、

2人とも....今日どうしたんだろ....

様子がいつもと、違うよ？

白「佐久間くん、俺ね、佐久間くんのこと本気だよ？.....」

桃「ま、待って？....ラウ？今日どうしたの？」

白「....佐久間くん、だいすき、」

桃「ラウちゃん？一回、離して？」

そうだ、子供だと思ってたけど、
身長差なんて、グループで一番高いラウと、一番小さい俺。
力で来られたら、たぶん勝てない....よな....

親子的な可愛い雰囲気を予想してたのに、
なんか、違う...よ？.....

桃「....ラウ？ほんとに、今日どうしたの？」

白「好きだよ、佐久間くん.....。」

ラウが俺の顎に手を添える。

めちゃくちゃイケメンなんですけど。

何これ....

ガチャ

(めめ、ドアを閉めながら)

黒「マネージャーさんとそこで、会ってさ、佐久間くんと仕事の話するって言ったら、
　この部屋のスペアキーくれたの、」

(めめ、ベッド付近まで来て、顔を上げる)

黒「....さっきは、ごめん、って、

　っ、へ？

　ラウ！？何してんの？！」

白「うえ？めめ！どうやって入ってきたの？」

黒「だから、マネージャーさんが、仕事の要件ならって、鍵くれたの。離れろよ！」

白「あのマネージャー！優しいけど、適当だな！」

桃「あれ？めめ？」

黒「離れろよ、ラウ。ってか、服着て！」

白「めめ、今日は帰って？佐久間くん、ちょっと明日のことで
　不安になっちゃったから、俺が励ましてたんだから！！」

黒「知ってるよ.....佐久間くん、ごめん、さっきは、変な雰囲気にしちゃって。」

白「さっきって？とにかく、不安そうだったから、俺が、抱きしめてあげてたんだから！
　今日は、俺と佐久間くん2人の夜なんだから、帰って！」

黒「まだ、不安消えない？明日のステージ怖い？佐久間くん....、」

桃「......いや、(明日も怖いけど、それより2人とも今日変じゃない？)」