別の転生者1 ページ13
私は転生者。
前世からの推しの幼なじみとして生きて来て、色々あって高専に入学した時、私は原作には居ない人間が2人居ることに驚いた。
1人は今では私の親友で同じ転生者である蒼子ちゃん。そして、もう1人が彼だった。
最初はこの人達は傑君を私から取るのか、とか気にして居たけれど、蒼子ちゃんは五条君の婚約者で、
「取るだなんてそんな〜、私は悟くん一筋なんで〜。あ、救済手伝いますよ〜。」
と言ってきたので早々に仲良くなった。が、問題は彼だった。
制服こそ男物で寮だって男子寮であるが、いかんせん彼は中性的だった。前世では男装ものの夢小説も嗜んで居たので、私の警戒レベルはMAXだった。
入学して少ししたある日、私は彼を校舎裏に呼び出した。
我ながら変な所で発揮される行動力だと思うが、それは置いておいて欲しい。
会話は確かこうだった。
「貴方は男?それとも女?そして転生者?」
「エッ。お、男ですけど。それがどうか致しましたか...?後、一応転生者です。」
「性別に関してはごめんなさい。ほら、貴方って中性的だから。転生者云々は詳しく話を聞かせて貰うわね。」
「エッソンナッ。」
本当に男だったらしい。気を張って損した。
そう言えば、彼は意外に呪霊を祓うのは苦手だそうだ。私たちはもう準一級になれそうなのに、彼だけはまだ三級だ。
五条君に
「お前みたいな呪力も少なければ体術も雑魚なのが、何で高専に入れたの。」
とトゲのある言い方で聞かれ、返答に困って居た彼が自虐的に笑って言い放った言葉は、
「僕は呪具を作ることが得意なので、多分それ関係で取り込もうとされているのかもしれません。特待生って奴ですかね。」
だった。
この頃の彼は何かよく分からんキャラしてたな。猫かぶってたのか。
特待生。その言葉に反応したのかは知らないが、五条君が
「そんなにお前の作る呪具が凄いの?見せてみろよ。」
なんて言ったから、彼は今度は凄い怒って
「僕の呪具は最高なんだよっ!」
と小型の呪具で殴りかかっていた。無下限で止められてたけれど。
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リリィ - 物凄く好みです!、中々好みの夢小説が全然見つからなくて困っていました!楽しみに待ってます! (2021年1月15日 21時) (レス) id: 281db98431 (このIDを非表示/違反報告)
零斗 - とても面白かったです!これからも更新頑張って下さい! (2021年1月15日 19時) (レス) id: 300461bf22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:パナセ | 作成日時:2021年1月14日 23時