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Aside
大地「お前らがどういう動機で烏野に入ったかは知らん、けど当然勝つ気で来てんだろ？」
日向「はいっ！」
飛雄「当然です」
大地「…烏野は数年前まで県内でトップを争えるチームだった。一度だけだが全国にも行った。」
(え、そうなの…？)
そんな様な事を田中も言っていた気がする。多分。
大地「でも今は良くて県ベスト8。…だが」
大地さんが前を向く。
きっとそう遠くない、未来。
そんな不確かなものを確信している様な瞳で、俺たちを見つめた。
大地さんは諦めることが嫌いだ。
もう自分はこれくらいなんだとか、もうこれでいいやって諦める人を真正面から「それは違う」と言える人。
だからこの人の前ではただ直向きに前だけを見ようと思える。
…このチームで勝ちたいと思ってしまう。
大地「……もう一度、あそこへ行く！」
まだ少年のあどけなさが残るキラキラした瞳が、俺たちの目標に向かって進んでいる。
…言葉にされなくてもちゃんと“俺たち”はわかってる。
だって、澤村大地という男の背中はこんなにも大きく、安心する。
(…大地さんって凄いなぁ。俺もあのくらい堂々と言える様な人になりたい。素で。)
そんな妄想にふけっていると話はとんとん拍子に進んでいって、気がついたら日向と飛雄が体育館を追い出されていた。
(大地さんの話聞かないからだぞ飛雄…)
大地「さ、気を取り直して練習始めんぞ」
「「『うっす』」」
練習の準備に取り掛かる俺の背中を見ていた大地さんの小さな声が漏れ出る。
大地「…俺たちの代で、
___全国にあいつを連れて行く」
(…それで、Aにも楽しかったって思える思い出が作れたら…)
先生達が話しているのを聞いてしまった。
Aが両親を亡くしてすぐ養子に入った事。高校卒業後は日本にいない事。
辛い思い出の高校生活なんて、俺なら耐えられん。
____そんな少しの勘違いがこれからどんどん深く、すれ違って行って…あんな事件が起きることになるとは俺は想像もしていなかった。
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ミキ - いやいやいやいやいや絵うますぎん！？！？ (2021年7月26日 22時) (
レス) id: 027cc676f2 (このIDを非表示/違反報告)
澪(プロフ) - 66話の所で清子ではなく潔子ですよー (2020年8月8日 10時) (レス) id: adb4b6099f (このIDを非表示/違反報告)
妖狐 - 絵がすごい好みです。作品もとても面白いです。応援してるので、頑張ってください!(^^)! (2020年8月1日 17時) (レス) id: e08434a663 (このIDを非表示/違反報告)
VOCALOID好きの一般人。(プロフ) - ７５が青葉城西なのに星城になってます。星城の方がカッコいい気がする… (2020年7月28日 0時) (レス) id: 02313a92b3 (このIDを非表示/違反報告)
シバ - 自分この作品が好きなので更新頑張ってください！ (2020年7月24日 22時) (レス) id: 344258cf85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジルア | 作成日時：2020年6月4日 15時
