鬼と人の境界者

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Aside







左近次に俺は説明した。




鬼殺隊を休んでいた時期は炭治郎達と暮らしていたこと。









落ち着いた頃、禰豆子が眠り続けていることを知った。





俺は禰豆子の頭を撫でる。




禰豆子と最後に交わした会話がよぎる。




ーーー「っいってらっしゃい！」









『…ただいま、禰豆子』








しばらく四人に中で沈黙が続いた。



しかし沈黙を破ったのは炭治郎だった。









「…前に鱗滝さんが鬼殺隊を引退する前、守ってくれた人ってAのことですか？」








(！！…やっぱり炭治郎は頭が切れる。もう直接会うことは無いと思っていたから言わなかったけど今は状況が違う)









「……もしそうならAは何者なんだ？」








俺は炭治郎の方を向く。



『炭治郎、俺はお前に言わないといけない事がある』








左近次の方をチラッと見る。





彼はコクっと頷いた。









炭治郎の手を握る。




目を合わせてまっすぐ言った。









『………俺は鬼だ。』

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