エイトで小話 part7

緑×黄 14 ページ26

黄「…正直な…俺も怖いねん…いつか大倉に別れてって言われる日が来るんやないかなって

ほら、芸能界には美人さん多いやろ？ そんなんと戦ったら俺負けるに決まってとるし、子供欲しいとか言われたら終わりやなぁって」


緑「そんなん絶対言わん!!」


黄「(笑) 大倉が仕事に行ってそのまま帰って来んかったらどうしよって

ちゃんと帰ってきて「ただいま」って言ってくれるとよかったって心の底から安心するん」


気づかなかった

亮ちゃんも俺と全く同じ不安を抱いていたことを

いつも平気そうにしていた亮ちゃんも

不安がっていたことを

でも…


緑「俺は絶対亮ちゃん以外ないし、絶対帰るもん！」

黄「俺だって大倉以外嫌やし、離れたくないもん」


俺の首に抱きつき

さらに体を密着させてくる亮ちゃん


黄「今お互い相手にこんな溺愛しとるってわかったやん バカップル以上にバカップルやで？俺ら(笑)

これやったらさ、この先もずっとこの幸せが続くと思わん？ 俺はそう思うし、そうさせる

この幸せをぶち壊すようななにかが未来に待ってるんやったら変えてみせる」


緑「…………」


亮ちゃんの力強い言葉にまた涙が零れた

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