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デッキにディスクを入れ少しすると聞こえてくるライブ円盤特有の、あの大きな音に驚いてしまった。でもこれぐらいおっきい方が外の音なんも聞こえんくてちょうどいいかもしれない。
ついでに寝室から持ってきた誠也くんのちびぬいと、いつも抱いて寝てる某家具量販店のでっかいサメのぬいぐるみをぎゅっと抱きしめながら再生ボタンを押した。
みんな輝いててかっこいいのはもちろんなんやけど、その中でもセンターでキラキラギラギラとステージで歌い踊る誠也くんはめちゃくちゃかっこよくて見惚れてしまうぐらいで。
見に行った時も思ったけど、やっぱりこの人はセンターに立って、"赤"を背負ってるのが似合う人やなと思う。そんな風に輝いてる彼が好きやし、そんな彼の隣に居させてもらえるのはほんまにありがたい。なんて恥ずかしくて本人には言ったことないけど。
あ、あかん。そんなこと考えてたらめっちゃ会いたくなってきた。
会いたいと思った時に簡単に会えないのが遠距離恋愛の辛いところで。会えないと思えば思うほど会いたくなるのが人間というものらしく、今の天気と同じぐらいに心の中は曇ってきて、段々と悲しい気持ちが増していく。
……最近しょっちゅう東京来てるくせになんでこんな時におれへんのよ。
『……せぇやくんのあほぉ、』
「誰があほやねん」
『へ、？、あれ、？…なんで？、』
聞きたかった声が聞こえて、頭から被ってた布団から慌てて顔を出した。パッと後ろを振り向けばそこにいたのは、相当急いで来たのか息を切らした誠也くん。
「お前なあ！何回掛けても電話出えへんしライン送っても返事もこえへんし！せめて既読ぐらい付けろ！なんかあったんかと思って心配したやんけ！」
『、え？……あ、ごめん……、マナーにしてたから気づかんくて、』
言われて画面を伏せていたスマホを見てみれば大量の着信履歴とラインの通知。送り主はもちろん全て誠也くん。
『あ、え、ていうか、なんで、？、』
「ほんまは明日からやってんけどめちゃくちゃ巻いて昼には終わってん。Aのこと驚かせるつもりで前乗りしたろうかなと思って新幹線乗ってんけど、こっち近づくにつれてめちゃくちゃ天気悪なってくるし、新横辺りに来た時にはえげつない雷鳴ってるしでやばいなと思って連絡したのに全然返事こえへんし、」
『音鳴るの怖くて……』
「はあ……とりあえずなんもなくてよかった……」
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てと(プロフ) - 大変失礼致しました。設定変更させて頂きました。ご指摘下さった方々ありがとうございました。 (2022年10月22日 14時) (
レス) id: c558a54b1b (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑雲 - オ.リ.フ.ラ立ってます、、！外さないと違反になってしまいますよ〜^^; (2022年10月22日 12時) (レス) id: 375c64130e (このIDを非表示/違反報告)
オシヒカリ(プロフ) - オリ/フラ立ってますよ… (2022年10月22日 10時) (レス) id: dcc6542c5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てと | 作成日時：2022年10月22日 2時
